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1958年のチャック・ベリー〜4ビートの時代

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チャック・ベリーのセカンド アルバム『1ダース一杯の苺たち』
は1958年発売  奇しくも私が生まれたのと同じ年にリリース
された ちなみにマーシャル・チェスが”お気に入りの一枚”
でもある

「Sweet Little Sixteen」と「Reelin' And Rockin'」がAB面のスターター
途中に挟まれるのはブルーズ・インスト「Blue Feelings」やジェフ
ベックが「Jeffs'Boogie」へと盗用した「Guitar Boogie」そしてラテン
風味の「La Junda」あるいは小唄っぽいノヴェルティ「It's Don't
Take But A Few Minutes」それらもチャックの音楽背景を物語る

さらにスウィング ビートの粋を伝える「Rock At The Philharmonic」が
素晴らしい ラファイエット リークのピアノやフレッド ビロウのドラムズ
からは4ビートの時代の匂いが香気とともに立ち上がってくるよう

むろんビートルズで知られる「Rock'N Roll Music」も収録
ビートルズのヴァージョンは8へと振り切られそのなかで
ジョンのあの熱唱が躍動する

ベリーからビートルズの「Rock'n Roll Music」までおよそ5、6年
その歳月の間に 時代は4から8ビートへと大きく舵を切っていった

by obinborn | 2010-09-17 13:29 | rock'n roll | Comments(4)  

Commented by エル・テッチ at 2010-09-18 14:54 x
 たった今、レココレのobinさんの記事を拝見しました。
チャックの人間性に関して、マーシャルからコメントを引き出された箇所や、会社の目的が、最高の音楽の製作とビジネスの成功だった、という彼の発言を、とても興味深く読みました。
 特に、カデットで、白人のLPマーケットに参入したかったというくだりを興味深く読みました。
 また、ヴィージェイが近所にあったとう話は、知りませんでしたので面白かったです。
 あとは、欲を言えば、アーゴや、特にチェッカーについても聞きたかったなと思ったりしてます。
 私は、昨晩、チャックに関することをブログ記事にしましたが、レココレに記事が掲載されているとお聞きしていたのに、我ながら無謀だったな、今思っています。
Commented by obinborn at 2010-09-18 19:41
ご購読ありがとうございます、エル・テッチさん
至らぬところも多々あったインタヴューでしたが 何となくマーシャルさん
の人となりが伝わればいいかな、などと思っています

貴logで紹介されていたベリーの『レアリティーズ』シリーズを懐かしく
拝見させていただきました 


Commented by takarai at 2010-09-22 00:14 x
小尾さん、レココレ買いました。チャック・ベリーの特集、たとえ第2とはいえ、うれしいですね。読み応えのあるインタビュー、最高でした。いいお答えを引き出すには、いい質問が大事だとあらためて実感。さすがです。
ローリングストーン日本版の今月号のチャックのインタビューも面白いですよ。マーシャルさんも言っていた歌詞へのこだわりは、今もあるようです。
Commented by obinborn at 2010-09-22 12:20
ご購読ありがとうございます インタビューは相手がある仕事なので難しい
と思う反面、ハマったときの醍醐味は格別ですね  でも自分まだまだです
『Rolling Stone』の最新号は昨日買ってすぐにチャックの最新インタヴュー
を読みました  訛りを伴わない正確な発音を含めた歌詞へのこだわりも
伺えましたし 本人は自分をロックのオリジネイターだとは思っていなく、
ルイ ジョーダンの名前を挙げる辺りも興味深く読みました  いろいろ言わ
れることが多い彼の人間性ですが 身内のごく一部の人だけにしか心を
許さないというのが それだけビジネス上で人に裏切られてきたことの
裏返しなのだということも感じ取れました 余談ですがアーカイヴとして
収録されたジョン レノンの71年のインタビュー(ヤン ウェナーによる有名
だが外しまくるもの)も懐かしく読みました

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