Sweet Soul, Blue Beat〜虹のような人、佐野元春
『ソウルボーイへの伝言』が今月29日に発売されます
もしよろしければ 聞いてみてください
ライナーノーツは ぼくが書かせていただきました
ことさら大上段に空疎なメッセージを掲げるのではなく
佐野はある種の切迫感とともに歌の主人公たちに生命
を与えていった 一見平易な言葉の連なりが 激しく叩
き付けるようなビートに導かれて突然キラキラと輝き始
める ロック音楽が生み出すそんな虹のような時間の共有
こそが 佐野元春を体験するということに他ならなかった
佐野元春が歩んできた30年は 砂漠のなかに眠ってい
る水脈を掘り起こしていくような作業の連続だった
もっともらしい絶望よりは手のひらに残っているはずの
希望を見つめ 選び取りながら たとえ一人暗く深い井戸
に落ちてしまいそうなときにも”君”とのつながりを強い
気持ちで求めながら 彼の音楽はいつもそんな強固な
意志を秘めている 佐野元春はきっとこれからも昨日
のように今日のようにそして明日のように歌っていくこ
とだろう
小尾 隆 (ライナーノーツより抜粋)
by obinborn | 2010-09-17 20:19 | rock'n roll | Comments(4)
もう何十回も聴いてきた歌達は
まさに僕の人生のテーマでした
それぞれの30年をかみしめながら
聴きたいと思います。OBINさん
ライナー書いいただきありがとうございます。
改めて30年を振り返ることもありますが、Obinさんのライナーの為に買います(笑)
10月から始まるPart2ツアーの初日 渋谷には行かれるんですか? どんなライヴになるのか…楽しみですね!
あれから30年も経ったなんてちょっと感慨深いです
すごく深いところで時代を見ている人なんだな、という佐野さん
への印象は こうしたコンピレーションでより際立つような気がし
ています 必ずしもオリジナルヴァージョンではなく リメイクverも
恐れなく使用しているところにも注目したいと思います
自分の拙稿はともかく(笑)、選ばれた16曲にはどれもすくっと時代を
見渡していくような逞しい響きを改めて感じています 最後の最後まで
佐野さんが迷われた16の選曲(事実変更は数回に及びました)
ぼくも心を新たにして聞き直しています パッケージにも彼のこだわり
と想いが溢れ出しています