9月28日〜パンクからカントリ−へとハル宮沢の旅は続いていく
彼らを聞くのは3月以来少しだけ久しぶりだったが
この夜も奔放な演奏が頼もしかった
札幌でパンク ロックのパラフレーズを結成し上京 その後は
じゃがたら周辺や CANのダモ鈴木らと交信しながら先鋭的な
東京アンダーグラウンドのシーンを渡り歩き 渋さ知らズを結成
今でも「俺、30分ノイズをやれと言われたら出来ます」と言い放つ
そんなハル宮沢が いつしかカントリーバンドを結成していたという
彼の心の流れのようなものに興味をもって デビューアルバムの
ライナーノーツまで書かせていただいてから数年経つが
カントリーというフォーマットから自然に逸脱していくような部分に
ぼくは一番惹かれてきた
メンバーそれぞれがセッションワークに多忙で グラシャス坂井が
姿を現さなくなってしまってからしばらく経つと思うが
ハル宮沢の磁気に引っ張られるような逞しい演奏は健在だ
美容院でのライヴということでこの日は小音量を考慮したセッティング
また宮沢はアコースティック ギターのみという編成だったが
それでも「Forgy Mountain Breakdown」を含む「バンジョー組曲」
ではアコギにファズをかけるなどロック魂を見せつけた
(銀座の老舗カントリ−ライヴハウス「ロッキートップ」に嫌われるわけだ〜笑)
今度はまた怒涛のようなエレクトリックギターの弾きまくりにも期待したい
左から多田”Queen Kurtis"葉子、パパふんじゃら藤原、ハル宮沢、
じゃいあんシータカそして東野りえ
クレズマーからラテンバンドまでメンバーたちの音楽背景は多彩であり
それ故にロック本来の雑食性を浮かび上がらせていく
この9月に50歳になった宮沢
60歳になったら「還暦ロック」を歌います と頼もしい答えが返ってきた
by obinborn | 2010-09-29 13:17 | rock'n roll | Comments(0)