10月2日〜ルイジアナ・パンキッシュ・バイユー
いやあ、まさにこの強力な組み合わせならではスペシャルな夜でした
終盤は興奮の坩堝へと
今晩のファーストステージを務めたのはザディコキックス
導入部はあえてスローナンバーでじらしつつ2曲めから弾けながら
ガルフコーストの匂いをたっぷりと振りまいていく
とくにこの日はお客さんのノリがとても良く
キックスならではの反復グルーヴが次第に太いウネリを産み落としていった
ブーズー チャービスの「paper in my shoes」では
粘り気のあるソロを弾いた西田のギターも印象的だったが
ギタリストとしての欲求を抑えなければいけないザディコ バンドにいる
ことに関して 彼は以前ぼくにこう話してくれたことがある
「もう10年くらい一緒にやってますけど、ぼくは反復の刻みに全然飽きないんです」
セカンドステージはニヒル・ブラザーズ
ベーシストがいないそのトリオは G、KbdそしてDsという隙間を生かすような塩梅
彼らに関してぼくはこの日が初体験だったが ニューオーリンズR&Bやセカンドラインを
パンキッシュに解体しつつワイルドに展開していく樣はheadcortsやmilkshakesのそれ
を思い起こさせてちょっと感動してしまった うう、オビン好みのロックじゃ(笑)
その立ち位置のようなものはアール・キング「Come On(Let The Goodtimes Roll)」
を重心低くリアレンジしたヘンドリクスのようでもあったから
ニヒルズ終盤の「Mardigras In New Orleans」では
キックスの諸星や遊びに来ていた東京ローカル・ホンクの田中も混ざってこんな場面も
まさしくドラマー同志の本懐といったところでしょうか(笑)
演奏家では先日会ったばかりの藤原(コスモポリタン・カウボーイズ)も
遊びに来ていて 彼と開演前にゆっくりと会話できたことも嬉しかった
東京ローカル・ホンクの田中クニオと筆者
彼らは来週から友部正人とのコラボ作『クレーン』レコ発ツアーへと旅立っていく
そして最後に再度キックスを
手前がラブボード担当の竹内
ビートのさざ波のようなそのプレイは最後まで途切れることがなかった
by obinborn | 2010-10-03 08:05 | rock'n roll | Comments(0)