昨日のような今日 今日のような昨日

「80年代は少なくとも私にとってはあまりいい10年間ではなかったわ」

ボニー レイットはかつてそんな発言をしたことがある
音楽ビジネスが肥大化し 華美なステージングとMTVに乗っ取られた感も
あるエイティーズ
そんな環境はコツコツと手元で音楽を温めていくタイプの彼女にとって
生きにくいものだったことだろう
自分の居場所がない そんな寂しさに襲われていたのかも知れない

レイットは殆どの場合ソングライターではないが  歌の優れた解釈者で
あり続けている

「私はジェイムズ テイラーの影の部分に惹かれます」

そんな汲み取り方が レイットらしいなと思う

孤独で為すすべもない老人に向けたジョン プラインの「モンゴメリー
から来た天使」を 今なおレイットはステージ終盤に据える

その心映えのようなもの
そのまえでぼくは何てちっぽけなんだろう
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by obinborn | 2010-10-28 20:53 | one day i walk | Comments(0)  

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