フォーク音楽本来の語彙 

今朝は台風の影響で強い雨が降っています 少々の雨ならいつもは
ウォーキングをするのですが さすがに今日は諦めました
こんな日はきっとお店も暇でしょうね 客商売の方々、同情を申し上げます(笑)

今日棚から引っ張ってきたのは『Bread&Roses:Festival Of AcousticMusic』
です ミミ ファーリナが提唱したこの非営利的な音楽組織は74年に始まったようで
すが 本作では77年の10月にバークレーのグリークシアターで行われた第一回め
のステージの模様がLP2枚に収められています

マリアマルダー ダンヒックス ジャクソンブラウン&デヴィッドリンドリー
ジェシコリンヤングといったスターたちの演奏も勿論素晴らしいのですが 
ピートシガー デイヴヴァンロンク ジョーンバエズといった顔ぶれにミミ(バエズの
妹)が引き継いだ60年代フォーク運動の骨子が滲むような気がします

ジョン ヘラルド率いるバンドが「Ramblin' Jack Elliot」を
歌った次にジャック エリオットが出て来るという心憎い演出もありますし ミッキー
ニューベリーやトム パクストンも堂々たる歌を披露します 異色の顔ぶれとしては
エジンバラ出身のボーイズ オブ ザ ロックや黒人コーラスのパースエイジョンズ
も登場します ちょうどニューポート フォーク フェスにエムザ ハル ディーンが
出ていたように こうした視点で”フォーク”を捉えるという姿勢を私は支持します
バングラデシュ コンサートでのラヴィ シャンカールなどでそうした視座を鍛えられ
たロック ファンも少なくないのではないでしょうか

リッチー ヘヴンズは例によってアコースティック グルーヴで強力に煽ります
カントリー ジョーの歌もいい  拾いものはジョイ オブ クッキング出身の
トニ ブラウン&テリー ガースウェイトかな(トニー&テリー名義のキャピトル盤も
いつか紹介しましょう) 最後は全員でゴスペル曲「Just A Closer Walk
With Thee」で大団円です

”自分のことしか歌わない”フォーク音楽は大嫌いですが 本来のフォークはこんなに
も豊かな音楽的な語彙を持っている そんなことを思い起こしてくれる懐かしいアル
バムです  こういう聞き直しも雨の日にはなかなかオツですね(笑)
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by obinborn | 2010-10-30 11:48 | one day i walk | Comments(0)  

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