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ゼム〜ベルファストからロンドンR&Bの渦中へ

今日は夕方になってからやっと雨が止みましたので それから
ウォーキングをしました 今日の成果は10,286歩
目標の体重まであと1,5kgです がんばれオビン(笑)

またもやエル・テッチさんに刺激されて今日はゼムのCDを引っ張り出して
きました 究極のアンソロジーとして97年にポリドールにて編纂された2枚組
『The Story Of Them Featuring Van Morrison』がそれです

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65〜67年少しとわずか2年足らずの活動期間でしたが スペンサーディヴィス
グループ、アニマルズ、ジョニー キッド&ザ パイレーツ、ダウンライナーズセクト
プリティ シングスらと並んでゼムは まさに英ビート バンドの粋を伝えたのです 
そしてヴァン モリソンのグルーミーなヴォーカルの味!

彼らの所属したデッカ レーベルといえばすぐさまストーンズにスモール フェイシズ
が浮かんできますが そんなレーベルメイトとしてゼムを捉えてみるのが案外一番
自然な姿なのかもしれません

カヴァー曲もビッグ ジョー ウィリアムズ「Baby Please Don't Go」からディラン「
It's All Over Now Baby Blue」まで様々ですが 全体的にもボビー ブランド、
クリスケナー、レイチャールズ、ファッツドミノ、Tボーンなどブラックミュージック
のアラカルト  個人的にはジョンリーフッカーの「Don't Look Back」やジミー
リードの「Bright Lights,Big City」と「Baby What You Want Me To Do」が白眉
かな むろんビート古典の「Gloria」やバート バーンズ作の「Here Comes The
Night」も収録 またトーキング ブルーズ調の7分長尺曲「The Story Of Them
Vol.1&2」での荒々しいヴァンのヴォーカルは覇気に溢れていて最高の出来映え
を示します

ゼム〜ベルファストからロンドンR&Bの渦中へ_e0199046_19155293.jpg


97年には恩師であるジョンリーフッカーとともに「Gloria」を再録音したヴァンですが
それまでには30年以上の歳月が流れていたのでした

by obinborn | 2010-11-17 19:27 | rock'n roll | Comments(5)  

Commented by Almost Prayed at 2010-11-17 20:32 x
以前に他のサイトで述べたことの再記になるのですが、1960年代中期までに登場したUKのシンガーの中で、掛け値なしに「黒い」と感じられるシンガーの十傑を個人的に挙げてみますと、

1位 スティーヴ・ウィンウッド (スペンサー・デイヴィス・グループ)
2  エリック・バードン (アニマルズ)
3  スティーヴ・マリオット (スモール・フェイシズ)
4  ジョン・レノン&ポール・マッカートニー (ビートルズ)
5  クリス・ファーロウ (クリス・ファーロウ&ザ・サンダーバーズ)
6  ジョージー・フェイム
   (ジョージー・フェイム&ザ・ブルー・フレイムズ)
7  ズート・マニー&ポール・ウィリアムズ
   (ズート・マニーズ・ビッグ・ロール・バンド)
8  クリフ・ベネット (クリフ・ベネット&ザ・レベルラウザーズ)
9  ヴァン・モリスン (ゼム)
10  ダフィー・パワー
Commented by Almost Prayed at 2010-11-17 20:33 x
(続き)順位は厳密なものでもなく大した意味もありませんが、おおまかには1位、2~5位、6~10位くらいの枠組みの中で順不同くらいに考えていただければよろしいでしょうか。ゼム時代のヴァン・モリスンは、黒人音楽のカヴァーに対しては、常に過剰なまでに力ずくでしたね(笑)。バンドとしてのゼムは、ローリング・ストーンズやアニマルズというより、むしろ案外プリティー・シングズのようなバンドに性格は近かったのかもしれませんね。
Commented by obinborn at 2010-11-18 00:19
やはりそのくらいウィンウッドは別格だったということですね(笑)
あとぼくの場合はミック ジャガーが当然ランクインします ドン コヴェイ
を聞いたとき ミックが憧れていたものがダイレクトに解ったのでした!
ダフィーはジョンが常にリスペクトしていましたね
Commented by エル・テッチ at 2010-11-18 08:33 x
 obinさん、おはようございます。
 obinさんが聞かれたゼムのCDは、私が聞いたものと同じものです。
 やはり、今ゼムをまとめて聞くならこれですよね。
 ところで、ビショップスはI Want Candyもカバーしていますが、オリジナルのストレンジラヴズは、バングの契約アーティストでしたよね。
 まあ、この辺は奇遇ですねえ、という感じでしょうか。
 ビショップスがストレンジラヴズを知ったきっかけは、多分72年リリースのナゲッツの可能性が高いと思いますが…。
 ただし、ナゲッツに収録されていたストレンジラウズの曲は、Nighttimeでした。
 こちらは、フィールグッドがやってましたね。(ちょっと話がずれますがソログッドも…)
Commented by obinborn at 2010-11-18 18:12
エル・テッチさん、こんばんは
やはり『Nuggets』の影響は凄かったんでしょうね 同感です
インメイツが「Dirty Water」をカバーしたのもスタンデルズの同曲が
『Nuggets』のA面の2曲めに配されていたインパクト故、、、と想像し
てみるのも楽しいですね ストレンジラヴズもシャドウ オブ ザ ナイツも
ソニックスも最高! です
今夜はダグを追悼しながら楽しみましょう!

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