12月9日〜Take Me Back

今日は14,627歩
今度はコースを変えて豊島園のほうまで足を伸ばしてみようと思っている
これに腹筋でも30回くらい加えれば完璧かもしれない

サブタイトルにも書いたけど 日々の営みのなかで無駄なことをしないとい
うのは とても大事なことだ あるいは必要がないものは聞かないとか
昨日のジョンではないが「ぼくが言っていることの半分は意味がない」
(「ジュリア」)という内省とか

ところで ヴァン モリソンが自らギターを弾くようになったのはいつ頃からの
ことだったろう?
優れたヴォーカリストにとって自分で弾くギターとは主にソングライティング
の際の指南であったりするわけで ライヴの場では専任者に多くを任せる
のが常なのだが 確か80年代の終わり頃からヴァンは 自ら弾くギターを
積極的にレコーディングにも援用するようになる

これが実にいいのである  無骨というか不器用というか彼の性格をそのま
ま反映したようなそのギターはときに歌とオクターブでシンクロしながら
鮮やかな絵を描き出していく 
引っ張るようなアタック感が この人の歌のあり方にも重なっていったり、、、

本格的でないものに惹かれる
ニルス ロフグレンのピアノとか
ウィルコ ジョンソンの歌とか
佐野元春が吹くハーモニカもすごくいいし
むろんリチャード マニュエルが叩くドラムスにも実感が込もっている
ごく最近の例でいえば 東京ローカル・ホンクのライヴで ギターの井上が
アカペラでソロを取った瞬間とかね

40年もロック音楽を聞いていると耳が肥えてくるばかりではない
むしろ逆に垢が溜まってしまう場合もある

”すべてをスタートラインに戻して”無邪気な頃に戻ろうじゃないか

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ヴァンの91年作『Hymns To The Silence』
盟友ジョージィ・フェイムのオルガンも風通しが良く ヴァンの思索的な方向性を
程よく中和していく
ヴァンが弾くギターが自らの歌としなやかな呼吸を見せる「Take Me Back」は
まるで『アストラル・ウィークス』の続編のような夢の跡地を思わせる
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by obinborn | 2010-12-09 18:10 | one day i walk | Comments(2)  

Commented by Almost Prayed at 2010-12-09 20:03 x
ジョン・リー・フッカーの乱れ弾きを披露したり、クリス・バーバーとロニー・ドネガンとの共演では嬉々としてスキッフルのギターを弾くなど、ヴァン・モリスンのギター・プレイには素直な憧れと愛情が感じられますね。自身のバンドは鉄壁に固めている彼ですが、こうした部分で良い意味での遊び心を忘れないようにしていると言えるでしょうか。

以前にも同じようなことを記した覚えがありますが、「技巧は芸術のために奉仕するのであって、その逆ではない」という思いを自分は強く持っています。本質的なところを深く見定める審美眼は、いつでも失わずに持っていたいものですね。
Commented by obinborn at 2010-12-10 01:40
ほんとうにそうですね〜。
自分のバンドは(ホーン セクションを含めて)練りに練った
アンサンブルを心掛けているにもかかわらず いや、だから
こそ自身のギターで遊びの部分を忘れない、、、これもまた
ヴァンの”直感”故なのでしょう

「Take Me Back」を今もう一度聞いているのですが ヴァンは
歌やギター同様にハーモニカも自分で吹いていて これがまた
何とも無骨な味わいを感じさせますね ロック音楽の本質はア
マチュアイズムにあると自分も思っています 

それにしてもこのアルバムは素晴らしい! 一切の無駄がない音
のなかでヴァンの姿が鮮やかに浮かび上がってきます

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