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12月15日

今日は11,577歩と軽めに調整しました
木々の葉もすっかり落ち これから2月いっぱいまで荒涼とした景色のなか
でウォーキングするのかと思うと 何だか身が引き締まります
何よりの励みは友人・知人たちからの「すっきりしましたね〜!」コールです
先日も天辰さんのイベントの際、アメリカ文学を愛する知的な女性から
お褒めの言葉をいただきました
オビン、嬉しいぞよ(笑)

今年48冊めの読書をしたのですが あえてここで紹介する価値を個人的には
感じなかったので割愛します 年に1、2冊こうしたハズレがあるのは仕方ありません

今年の49冊めに選んだのは山崎豊子『運命の人』(1)です
以前自由が丘のバードソング・カフェの梅澤くんが「あの時代(戦中派)の
作家は基礎体力が違う 山崎の場合文章はそれほど上手いとは思わないけれど あの
徹底した取材力はとにかく凄いね」と話していましたが
ぼくもあの大河小説『沈まぬ太陽』を読破したときの高揚感は未だに心に残ってい
ますし 何よりこの人の場合その反骨精神に打たれるものがあったのです

さて今回の『運命の人』は沖縄返還に伴う日米交渉のときにあった”裏取り引き”
を史実に倣いながら小説的に再構築したフィクションというべきもの
そういえば数年まえに当時の佐藤総理が”密約”していたことがスクープされ
たのも記憶に新しいですね

沖縄問題は昭和史にとって大きなものであり 未だ基地問題を巡って日本は
戦後を引きずっているほどですから 全4巻を今年から来年にかけて読破しよう
と思います(blogで宣言することでウォーキング同様自分に何かを課すのが
最近は快感になってきました〜笑)

以前も書きましたが うちの母や親戚が集まると「ワタシは満州から引き上げると
き本当に無事帰れるのか不安だったよ」など 必ず戦争のハナシになります
それが青年期の目に映ったものであればその体験は激烈なものだったはずです
山崎さんはうちの母親よりもさらに年上ですが 未だ衰えぬその創作エネルギー
の源にはやはり戦争体験が大きく横たわっているのでしょう

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by obinborn | 2010-12-15 21:33 | one day i walk | Comments(0)  

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