ウー・ララ

若いときは年寄りの言うことなんか 鼻で笑ってきた

ああ、でも今のぼくが解っていることを

ぼくがもっと若い頃知っていたらなあと思うよ


ねえ、お若いの

愛というのは盲目なんだ お前は優し過ぎるけれど

それを利用されないように

素敵なカンカンショウはお前をとりこにするけれど

バックステージではいつも現実に引き戻される

だから ぼくのように学び取りなさい


ああ、今のぼくが知っていることを

もっと若い頃に解っていたらなあ

(ロン・ウッド&ロニー・レイン「ウー・ ララ」)
フェイシズ73年の最終作『ウー・ララ』のB面ラストに収録

誰もが”若気の至り”に顔を赤らめることがあると思うが そんな気持ちを
自分に語りかけるのと同時に 若者を諭すという手法を用いている
いやはや 若者は防弾チョッキを着ている 傷の手当をしなくても構わない
と思うばかりで それほど賢くはないのだ

かつて愛と呼ばれたものが”すれっからし”へとすり変わっていく
信じるに値すると思えた感情がいつか目減りしていく
それを受け入れるのかどうかをこの歌の主人公は自問する
救いはまるでハミングのようなウーララ〜という可愛らしいリフレインで
これは「ケセラ・ケラ」(何とかなるさ)同様の道筋を示すかのようだ

華やかなロックンロール ライフに別れを告げるようにフェイシズから離脱し
蒔を焚き畑を耕すカントリー ライフに安息を見出していったロニー・レイン
そんな彼の歩みと二重映しともなる名曲である

パーティはいつか終わる
気怠い朝がまたやって来る
薄光のなか 彼はまた歩き始める
ウーララ〜と口ずさみながら
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by obinborn | 2010-12-29 17:52 | rock'n roll | Comments(0)  

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