2月5日〜小さな音がうねる 大きな響きへと

東京ローカル・ホンクの木下弦二への取材を渋谷のB.Y.Gにて

とても充実したインタヴューだった
極めて密度の濃い時間が自然と通り過ぎていった

いやあ、弦二は話す 喋る そして語りかける
それほどまでに過去から現在まで 彼は自分たちの音楽を振り返り
逡巡し 言葉にならない”想い”までに触れていったと思う

二次会と雑談は弦二の旧知である羽田野さんのお店『国境の南』にて
そこでの弦二の嬉しそうな再会の顔といったら!

交わされた言葉ひとつひとつが ぼくの心に染み入っていく
そう、こういった言い方がもし許されるとしたら
彼らホンク・メンもまたぼくと同じ側にいる
そんな漠然とした だけど確かな思いがある

相応の雑誌媒体が見つからなかったことを 
彼とメンバーそしてスタッフやファンの方々にまずは謝りたいと思う
それでも紙媒体が必ずしもいつも真実を伝えるわけではないことは
もう皆が知っていることだろう
というか近頃の編集者は新しい才能を見出すというよりは
販売部数を確実に見込めるような既に名声を得た音楽家を
取り上げがちだから

多少時間は掛かるかもしれませんが
弦二との取材内容は当日の”流れ”や臨場感をなるべく大事にしながら
このblogでお伝えしていきます 

お楽しみに!

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弦二:「ぼくが音楽をやり始めた頃はやはり形から入っていったんです。俺は
ロックンローラーだ、俺はブルーズ・マンだ、っていう感じで、、、。でもある日
突然気が付いたんです。こんなことをやっているのはすごくカッコ悪いことじゃ
ないかって。」

オビ:「ぼくはずっと聞き手の立場でしたけれど、その気持ちはとてもよく解
ります。ブルーズの世界も年功序列みたいなところがあったし(笑)。そうい
う村みたいな場所で語彙を増やしてもちょっと違うんじゃないか? ってね。
だからすごく窮屈な気持ちを抱えていたんです。」

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(木下弦二と筆者:渋谷『国境の南』にて/撮影:羽田野純夫)

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スティーヴィー・ワンダーの『Songs In The Key Of Life』(76年)
宅録オタクの元祖のような人でもあるが まるで対となるようにその歌は
限りなく視界を押し広げてゆく 木下弦二のお気に入りの一枚だとか
「彼女は可愛いだろ?」のカヴァーでは ぼくはリヴィングストン・テイラーの
ヴァージョンが一番好き
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by obinborn | 2011-02-06 02:45 | one day i walk | Comments(8)  

Commented by ミック at 2011-02-06 03:12 x
良かった、元気だったんだ。
日記が更新されていなかったので、歩き過ぎて倒れたのかとちょっと心配してました。(笑)

波田野さん、お元気でした?

Commented by てるきん at 2011-02-06 07:13 x
私も日記の更新がないので心配しておりました。
よかった!よかった!
Commented by booney at 2011-02-06 08:38 x
blogの更新が無い、ということは原稿が忙しいとき。違う?たかしっ!
Commented by obinborn at 2011-02-06 14:35
更新を怠り皆様、すみませんでした!
この一週間は弦二さんへのインタヴューの準備のため
ぼく自身も彼に合わせて気持ちをスローダウンさせたかった
情報を遮断したかった それが一番大きな理由でした
それくらい彼はやはりときに歩みを止めて考えることを惜しま
ない人ですから  最初に弦二さんからお電話を頂いてから4年
めになりますが ようやくぼくなりに彼から言葉を引き出せたの
かな、と思っています

◎ミックさん
この一週間はただただ川にいるアヒルを眺めていました(笑)
羽田野さんとぼくと弦二さんともう一人のお客さんと音楽話し
に花が咲き あやうく終電を乗り過ごすところでした!

◎てるきんさん
御心配お掛けしました! 遅ればせながらグレッグ・オールマン
とトニー・ジョー・ホワイトそれぞれの新作(トニーは昨年ですが)
がもうすぐ届くはず またフラットな状態で音を聞きたいと思って
います

◎booneyさん
原稿は佐野元春さんから依頼された6,000字! が当面の課題
です ダニー・オキーフの99年作『悪魔から逃れて』(クリンクで
今月発売予定)のライナーも気合いを入れました
互いに自分のペースで書いていこうね、ブンちゃん!
Commented by のり at 2011-02-06 20:24 x
お元気で良かったです。しかもそんな素敵なことが遂行されていたなんて!楽しみです。国境の南、というお店があることもはじめて知りました。行ってみたい。South of the border,down Mexico way.♪♪
Commented by obinborn at 2011-02-06 20:42
のりさん、コメントありがとう!
ゲンジさんとの会話は予定を大幅に上回る長丁場と相成りました
ロング・インタビューを楽しみに待っていてください
「国境」もいいお店ですよ、ぜひ一度行ってみてね!
Commented by uta at 2011-02-07 23:56 x
いよいよ始まりますね。
ゲンジさんインタビュー!
じっくりと拝読させていただきます。とても楽しみです。
Commented by obinborn at 2011-02-08 00:21
utaさん、こんばんは
今日もバイトが終わってからずっとテープというかICレコーダーの
起こしをやっていたのですが何もカットしないとなると軽く10,000
字(原稿用紙25枚)くらいになりそうで死にそうです(笑)
でもとにかくよく喋ってくれたのが嬉しかったです 
必ず仕上げますので多少時間をください

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