5月31日

スペシャルティ録音の英ace盤とこのatco吹き込みにはジェフ・ハナッシュに
よる鬼のようなライナーが書かれているので ギター・スリムについて知りたい
方はそれらをどうぞ

とあまりに素っ気ない書き出しになってしまったが ブルーズ・ファンでこの
ギター・スリムを嫌いという人に 幸運にもぼくは会ったことがない

開拓者という立ち位置でもないしヴァーチューゾという言葉もこの無鉄砲な
20代青年には似合わない むしろ心に残るのは朴訥としたヴォーカルであり
破天荒なギターとの取り合わせには不思議な感動を覚えたものだ

スペ吹き込みの『the things i used to do』はきっと21世紀にも残っていく
名盤だろう
しかしスペ以降の50年代末期を纏めたatco時代も悪くない
とくにニューオーリンズ録音ではホーンズとの掛け合いや三連も聞き取れて
その先の30代を聞いてみたかったという気持ちにさせる

極め付けの一曲は何といっても「down through the years」
スペシャルティ録音にも参加したレイ・チャールズ・マナーの佳曲であり
そのギター・ソロはまるでロリー・ギャラガーのような熱を孕んでいる

シールドの長さが自慢でよくクラブの外に出てギターを弾きまくっていたとか
複数の女性をハーレムに匿っていたともされる人だが
その音楽から伝わってくるのは むしろ純朴すぎるような姿である

そのブルーズを愛したのはエルヴィン・ビショップから井上文貴まで
世界中で数知れず
                                            
e0199046_2228094.jpg

[PR]

by obinborn | 2011-05-31 22:56 | one day i walk | Comments(0)  

<< 6月1日 5月30日 >>