マイナーでも良い音楽

縁あって本日より輸入CDショップ『芽瑠璃堂』さんがHPでぼくのblogと
リンクしていただけることになりました。
http://www.clinck.co.jp/merurido/index.php

思えばvivid soundsのリテール(店舗)部門の70年代から、
ぼくは吉祥寺の芽瑠璃堂に客としてお世話になっていたのですが、
こうして時が経ち、ネットで繋がれることをとても光栄に思っています。

メルリに関する思い出は数え切れないくらい沢山あります。

それはぼくが20代から30代へと、音楽的な好奇心が最も旺盛だった頃に
出会った輸入レコード店だったからでしょう。超マイナーなシンガー・ソング
ライターから戦前ブルーズはたまた安価で販売されていたラヴィン・スプ
ーンフルのカマーストラのオリジナルLPまで、どのアルバムに関しても
メルリで購入した日のことが今でも蘇ってくるくらいです。

ちなみにメルリの社主である長野和夫さんは、70年代から一人の音楽ファン
として本物のブルーズを求めてアメリカを旅された方であり、ぼくにとっては
まさに”憧れの先輩”です。

そうした長野さんの情熱は、やがてインディペンデッドの音楽レーベルの設立
や、先に触れた小売り店舗の開店へと次第に連なっていきます。

現在のメガショップでは到底得ることの出来ない店員とお客さんとの
密な会話からは、本当にいい意味での情報が交わされました。
メルリの吉祥寺店やその後出来た渋谷店などであの頃に購入したレコードは、 
今もしっかりぼくにとってコレクションの幹となっているくらいです。

こうした体験をなさった方は、きっとぼくだけではないでしょう。
そういえばまだまだ出会いの場が提供されていなかったあの時代は、
レコード店で知り合いになり意気投合してそのまま飲みに行くという友だちも
いたのでした!

ネットショップ『芽瑠璃堂』を立ち上げる際に、長野さんからお電話を頂いたことも
忘れられないです。
氏曰く「企画会議でこのCDは売れないから発売を見送るなんていう意見ばかり
なんだよ。オレ、そんなルーティンにいい加減嫌気が差してね!」

70年代はもとより21世紀から10年経った今でも、長野和夫さんの情熱
は変わりません。

その根底にあるものはすなわち、インディペンデッドであり続ける心だと
ぼくは思っています。

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モーディカイ・ジョーンズことボビー・ホーランドはリンク・レイのお友だちである。
その彼がメリーランドのアコウィックにあったレイの"wray's shacks three"
で録音した72年作は、南部ロックへの果てることがない道しるべ。
A面冒頭の「アリゾナの太陽に照らされて」は作者であるリンク・レイがセルフ・
カヴァーするほか、ロリー・ギャラガーもしっかりと録音を遺した。
これまた吉祥寺のメルリで購入したアルバムです。
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by obinborn | 2011-06-03 23:39 | one day i walk | Comments(0)  

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