本日(7/27)よりi tune storeやamazon mp3でダウンロード発売
と思っています」
「聞き手に想像の余地を残しておく そんな歌作りを心掛けています」
今年2月 東京ローカル・ホンクの木下弦二はぼくにそんなことを語ってくれた
もうすぐ(7/27)ダウンロード配信される彼らのシングル曲「目と手」をまえに
ぼくは彼のそんな言葉の数々を思い起こしている
やや抽象的な言い方になってしまうが ここ数ヶ月を晴れない気持ちで過ごして
いる、、、というのが多くの人々の偽らざる心境ではないだろうか
ライヴ演奏で馴染み始めた「目と手」は シンプルに選び抜かれた歌詞が 小さなもの
言葉にならないものを慈しむようなサウンドスケープのなかに映えた曲だが
今回の震災を経て ぼくのなかでより切実な表情を持つものへと変化していった
いずれにせよ ひとつの曲が作者の意図を離れて聞き手それぞれの”窓”になる
とはそういうものだろう
「篩(ふるい)にかけたソングライティングをしたい」
木下が言うそれはすなわち 時間の経過のなかで劣化しない曲作りのことだと思うが
「目と手」は彼のそんな”作法”が際立つ歌でもある
そう 簡素な言葉が世界の複雑さを仄めかす一方で その音楽は世界にある美しいもの
かけがえのないものを伝えていく
ミディアムの淡いテンポが日常と手を携えながら
鮮やかな転調が目に映る景色に広がりを持たせながら
思えば自分が普段の暮らしのなかで目や手をことさら意識することが
ここしばらくあっただろうか
そんな気持ちとともにぼくは今 この曲を噛み締めている
小尾 隆
by obinborn | 2011-07-27 05:46 | one day i walk | Comments(4)
ダウンロード配信に関してはさまざまな意見があると思います
実際弦二さんも「身内からはなかなか出て来ない発想だった」と
おっしゃっていました 恐らく彼らホンクも激変する音楽環境のなか
で戸惑いはあったと思うのですが 少なくとも選択肢のひとつとして
試してみる価値はあると思ったのではないでしょうか そんなことを
汲んでいただければ幸いです
東京ローカル・ホンク、イイですよね。また彼らのライヴに足を運んでみようと思います。
こちらは8月27日に再結成して新作を発表したばかりのボブズの2人、悪魔的スライドの日倉士歳朗と、敦賀隆のライヴを代々木マイバックページスにて企画しました。宜しければ是非、お出で下さい。m(__)m
とライヴのたびにこちらに伝わってくるのです
日倉士さんの演奏はいつか聞いてみたいと思っています
洋麻さんのミラクル・ギターもまた聞きたいなあ〜^0^