南部流のおもてなし

ロブ・ガルブレイスを聞くなんて実に久し振りだなあ〜

そんなことを思いながら彼のファースト・アルバム『nashville dirt』(70年)に
今日針を落としてみた

あれ? こんなに良かったっけ! というのが正直なところ
というのも一曲ごとの輪郭がもう思い出せなくなっていたから余計にそう感じる
のだろう

大手コロンビアからの発売で ジャケット・デザインはかのron coroが手掛けた
そんな”周辺”からも当時いかに期待されたかを伺い知ることが出来る

裏ジャケットには 彼がレイ・チャールズとジミー・リードに影響を受けた旨が記載
されている そして本人の弁として ロブはこんなことも告白しているのだった

「ぼくの音楽はブルーズが主流だ けっしてダウン・ホームではないかもしれない
けれど 親しみと正直な感情でベーシックでルーラルな音楽に接しているんだよ」

この言葉が図らずもロブの立ち位置を指し示しているような気がする

もう少し具体的に見てみると ロブが6弦のガット・ギターを愛用していることが
特殊かもしれない まるでホセ・フェリシアーノのようにスウィングするそのナイロン弦
の響きや これまた彼が叩くヴィブラフォーンが 何とも繊細に”ダート”な南部サウン
ドのなかで個性を主張している

そんなロブの嗜好が極まったのが「i remember me」や「we've come a
long way」といったバラードだろう
前者ではウッド 後者ではエレキとベース奏者もうまく使い分けながら
彼の歌は甘酸っぱく染み渡っていく

マーク・ベノが「franny」を書いたように JJケイルが「magnorria」をもの
にしたように 南部の男たちはときどきこうして胸を焦がすような歌を作るのだった

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by obinborn | 2011-07-16 22:24 | one day i walk | Comments(4)  

Commented at 2011-07-17 17:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by obinborn at 2011-07-18 12:06
jerryさま、ホワイト・ダックは確か2枚のアルバムを残したと思うのですが ぼくは『in season』(72年)のほうしか聞いていません
ちなみにハイアットは「you caught me laughin'」と「sail away」
の2曲をここで書き下ろし自ら歌っていますが のちの活躍を予見
させるような素晴らしい曲になっています
ホワイト・ダック自体はナッシュヴィルの垢抜けない されど憎めない
四人組といったところでしょうか
Commented at 2011-07-18 15:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by obinborn at 2011-07-18 16:56
いえいえ、とんでもございません
音楽が聞き手なしにあり得ないように 書物も読まれてナンボのもの
ですから そこらはもうみなさんの自由だとぼくは思っています というか
取り上げていただけるのは嬉しいです 
エレザベスさんという方は残念なことに知らないのでした!

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