7月30日

東京ローカル・ホンクを高円寺のJIROKICHIにて

やはりホンクはいいバンドだなあ 
改めてそう思わずにはいられないライヴだった

四人のメンバー全員がきちんとチーム・プレイに徹し 歌へと向かい合う
そんな心映えのようなものが最後まで途切れることなく続いていく
会場はやがて熱いウネリへと満たされていく

音楽を聞いてきて良かったと思える瞬間がこれだ

それはむろん欧米ロックの直截な翻訳ではなく ましてヒロイックな態度であったり
もっともらしく厭世的な世界観を伝えるものでもなく
木下弦二の視界に映るものを丁寧に追いかけていく音による水彩画だ

簡素に凝縮された歌詞は音によって弾みが付き ときに饒舌になり ときに寡黙になる
そんな瞬間瞬間を拾い上げていけばいくほど 世界の豊かさに気がつかされるような

とどのつまり東京ローカル・ホンクとはそのようなバンドであり
その音楽は光となり影となり ぼくたちの毎日を合わせ鏡のように映し出していく

弦二の飾り気のない むしろ素直過ぎるような発声/ヴォーカルがそこに生きてくる
井上文貴のギター・オブリが影を作り 新井健太のベースが輪郭を鮮やかに描き出し
田中クニオのドラムスは まるで弦二のもうひとつの声のように響き渡る
そして三声コーラスが弦二の背中に寄り添い どこまでも後押ししていく

バンドとはきっとそういう集合体なのだろう

言い忘れたことはあるだろうか?

命を慈しむような「おいで おいで」が「生きものについて beautiful no name」
と対を成すように
序盤の「いつもいっしょ」の主人公は 終盤の「車のうた」や最後の「すんだこと」
にも生きている

そんな風にぼくはホンクを聞いた

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by obinborn | 2011-07-31 00:13 | one day i walk | Comments(0)  

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