8月23日

「ああ、この人は聞き上手だな」と思わせる人がたまにいる

細部にことさら固執するのではなく 相手の話を聞きながら
その流れに沿いつつ次第に核心へと向かっていくような

これまで何十人かの音楽家の方々にインタビューをさせていただいてきたけれど
果たして自分が”聞き上手”だったか? と問われると いささか心もとない

とくに一介のライターとしてまだ駆け出しだった頃などは
自分が用意した質問を相手にぶつけるだけでいっぱいいっぱいだった
それは少なくとも会話とか交歓とか呼べるものではなかった
自分の側だけに都合がいいものを いい取材だったとは人は言ってくれない

それでも何とかがんばっていければと思うのは
相手が心を開いてくれたと思える瞬間を感じることがぼくにもあるからだ

生まれた土地も育った時代や環境も異なる者どうしが それでも音楽を共通項
として交差する

素敵じゃないか!

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by obinborn | 2011-08-23 17:24 | one day i walk | Comments(2)  

Commented by Almost Prayed at 2011-08-27 19:45 x
インタヴューをするコツは、(インタヴューを行う)相手に、自分(インタヴューを受ける側)は頼りにされていると感じさせること。そして、インタヴューで心掛けていることは、相手に敬意を払うこと。インタヴュアーが話をちゃんと聞いてくれれば、インタヴューイーは気分良く話すことができる。人がある出来事について話しているときは、自分は心の中で何も思っていない。ただ相手の話を引き出したいだけ。読者がいろいろと感じてくれればいい。チェスから出されたアルバムの多くでライナーノーツを手掛け、後に数々のインタヴュー著作を発表したことで有名なスタッズ・ターケルはそう述べました。

スタッズ・ターケルとかナット・ヘントフとか、アメリカには音楽評論の世界から飛躍していった論客がいますけど、日本にはそうした人物は登場してきませんね(「文化人」みたいな人はいますけど)。それはさておき、ジャーナリストとしての視点と論点を感じさせるようなインタヴュー記事を、日本の音楽雑誌でも読みたいものです。
Commented by obinborn at 2011-08-28 03:46
やはり虚心になって相手の話をよく聞くことでしょうね 
 それに尽きます
自分が尋ねることの多くのヒントは相手の話のなかにあるのですから



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