8月29日
するかで上司と意見が分かれたことがある
その上司に悪意はなく 彼にとって慣れ親しんだ元号を選択したに過ぎない
のだろうが ぼくはその時 世の中にはいろいろな人がいるなあ と途方に暮れる
ような気持ちになったものだ
後日 その人はこうも言い放った「小説って何かの役に立つの?」
上司との齟齬はもう決定的だった
* * *
北方謙三『烈日』(85年 講談社)を読了 今年21冊め
仕事場を離れて街を歩いていく時 仮面が剥がれていく
そんな描写も出て来るが それもまたぼくがかつて苦々しくもリアルに感じたことだった
by obinborn | 2011-08-29 18:07 | 文学 | Comments(0)