9月2日

好きか嫌いかと尋ねられれば大好きとしか答えられない
そうした音楽家が誰にでもいると思うが ぼくにとって
ジェシ・ウィンチェスターはまさにそんな人だ

新しい原稿の準備もあって 今日は昼間からずっとジェシを聞き直していた

自分という小さな存在がやがて時代の渦に呑み込まれていく
そうした屈折をキャリアの初期に於いて抱えてしまったという意味では
何やらジェイムズ・テイラーの歩みと重なるのかもしれない

明るい響きのなかに悲しみを聞き取るような作風も似ている
むろん自身の音楽に対するある種の覚悟も

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77年のアルバム『Nothing But A Breeze』はブライアン・エイハーンにプロデュースを
委ねた意欲作 この年ウィンチェスターはジミー・カーター大統領の恩赦によって
ルイジアナへの帰郷を果たした カナダへと亡命した67年からはちょうど10年の
歳月が流れていた
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by obinborn | 2011-09-02 21:57 | one day i walk | Comments(3)  

Commented by ねこやま at 2011-09-04 18:09 x
私もジェシ・ウィンチェスターは大すきです。
このジャケットの顔、いいですよね~。
Commented by ちーくん at 2011-09-04 20:51 x
雨が降ったり止んだりの間隙をついて、中古レコ屋に行きました。

そう、obinさんに触発されて、久しく聴いていなかったジェシ・ウィンチェスターの、それも最近の歌声が聴きたくて。

"Love Filing Station"を買いました。

変わらない素晴らしさ。作為のない音作り。ご本人のポートレイトにはさすがに年月を感じますが、変に作り込んだところもなく、老け込んで疲れ果てた訳でもなく、静かに確実に現役を続けている。

聴いて良かった。
Commented by obinborn at 2011-09-04 22:38
今日の東京はホントに不思議な天気でしたが
そんななか12、000のウォーキングをしました
何が流行っているかなんか関係ない 自分に似合う服であればそれを
きちんと着こなそう もしも戦いがあるとすれば それは自分自身とであり
けっして他人とではない
ウィンチェスターがつま弾くナイロン弦の響きも大好き!
その人が内側に抱えた物語や歴史をそっと聞いてみたい
そんなことを思わせる大事な人ですね

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