9月4日

東京ローカル・ホンクのオフィシャル・サイトには「バンド・ヒストリー」の欄がある

およそ17年に及ぶその”歴史”を眺めていると 彼らが流行に流されずコツコツと
丹念に自分たちの音楽世界を少しずつ広げてきたことが実感出来る
その2011年の上半期分に ぼくが行ったインタビューの項が加えられていた

バンドのヒストリーといえば ライヴ活動の新たな展開や知名度のある音楽家との共演
などが列挙されるのが通例であり こうしたインタビューを取り上げるのは珍しいだけに
報告者の一人として 正直とても嬉しい

ひとつのバンドの活動をただの点ではなく線として捉えたい
バンドというのが成長する”生きもの”であるならば その過程を追いその瞬間に立ち会
いたいという思いだろうか
07年の秋に初めて木下弦二と会ってから ぼくが考えていたのはそうしたものだった

そうしたルポルタージュ的なアプローチというのは残念ながら現在の音楽業界ではあまり
受け入れてもらえない傾向にある 編集者の熱意不足もあるしぼくの力のなさもあるだろう

ただ本当に賢いミュージシャンたちは新しい未来図をしっかりと描いているはずだ
メジャー対インディという古臭い図式がもはや成り立たなくなっているように
音楽産業をめぐる構造はこれからもどんどん塗り替えられていくだろう
既得権に囚われた人にはそれを見渡せないだけだ

東京ローカル・ホンクは17年もの歳月を押しつぶされずにやりくりしてきた
それは何よりも彼らが聞き手たちとのダイレクトな交歓を信じてきたからだ
その価値のことを思う

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by obinborn | 2011-09-04 14:37 | one day i walk | Comments(2)  

Commented by NOAH at 2011-09-04 15:53 x
ライヴアルバムを聴いていると
つくづく変わらずにやり続けることのむずかしさ
と、素晴らしさを感じます。

彼らのLIVEは、ああ日本のロック
まだまだ面白くなりそうと思います。
また「遠い願い」が生で聴きたいなあ
Commented by obinborn at 2011-09-04 17:46
>変わらずにやり続けることのむずかしさと素晴らしさ

本当 にそうですね  長らく活動をしているとどこか垢のようなものが
溜まってくるものですが ホンクメンには不思議とそういう部分が感じ
られません  そんな意味でもぼくには彼らの”現在”がとてもリアルです

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