9月17日〜Big Yellow Taxi
ピンク色をしたホテルやブティックも一緒に建てるの。彼らは森林
を伐採し、その代わりに樹木の博物館を建てる。自分たちが持って
いるものが失われるまで、あなたは気が付かないのよ」
「ビッグ・イエロー・タクシー」の歌詞を抜粋してみると およそ
以上のようなことが歌われている 1969年 若き日のジョニ・ミ
ッチェルが作った歌だ
中村まりはこの歌を聞いて過去の音楽に目覚めていったのだという
ぼくに娘がいたとするならば 娘の年齢と言ってもおかしくはない
中村さんがこの「ビッグ・イエロー・タクシー」に心を弾ませなが
ら弾き語っていったことを嬉しく思った それほど距離を感じさせ
ない人だと思っていたけれども ジョニの それも「ビッグ・イエ
ロー・タクシー」に必死で耳を傾けていた彼女の姿というのも な
かなか悪くない
音楽の継承とはそういうものではないだろうか
だいいちジョニ自身が預かり知らぬところで 今日もまたジョニの
歌が歌われ 話題に上る
そのことを尊いと思わずにはいられない
「ビッグ・イエロー・タクシー」の歌詞は最後にこう結ばれている
「昨晩遅くに玄関のドアがばっさりと閉まった。大きな黄色のタクシ
ーがやってきて、私のおじいさんを連れ去ってしまったの。自分たち
が持っているものを失うまで気が付かないなんて!」
不思議なことだが ぼくにはこの曲が第一級のロックンロールのよう
に聞こえる
by obinborn | 2011-09-15 17:29 | rock'n roll | Comments(2)
であり、唄とあいまって、最高のロックンロール。不思議じゃないよ
小尾さん。
ぼくもロックを感じてならないのです(のちのライヴ盤でのリズ
ム隊を付けた演奏も秀逸ですね)
歌詞に出てくるbig yellow taxiも 最後のヴァースで一回だけ出て
くるmy old manもメタファーなのでしょうが それを重くならない
よう楚々と歌っていることにもロックを強く感じますし 最後に
ジョニの笑い声が入るところも皮肉が効いていてハッとさせられます
こればかりは”知識”では得られないことなのでしょうね