11月18日

すっかり秋らしくなってきました

以前からパソコンはマッキントッシュを愛用してきたのですが この前
OSのヴァージョン10.7.4を搭載したMac Book Proに買い替えたら
すごぶる調子が良くなりました 単に書きやすい能率が上がる あるいは
画像がきれいといったこと以上に 自分にフィットする機械を発見出来た
喜びを感じます 購入してまもなくジョブズ氏の訃報が届いてしまいましたが
今彼について思うのは 誤解や見られ方を恐れない人の強さであったりします

自分でも驚くのは自分が若かった頃にはパソコンやスマホがなかったという
圧倒的な現実です それが幸福だったのか不幸だったのかはよく解りません
「ネット時代以前・以降」と紋切り型で解説するのもされるのもあまり好きでは
ありませんし むしろ肝心なのはネットがない時代でも幸せな人は幸せで不幸な人は
不幸であり ネット社会になってからも幸せな人は幸せで不幸な人は不幸だという
事実ではないでしょうか ただその度合いが増幅されたというだけで

ぼくが言う幸せな人不幸な人というのは何も貧富のことではなく もう少し抽象的
な意味合いで使っています 抽象ついでに言うと「暑い時には服を脱げばいい 寒い
日には暖かいセーターを着ればいい」というのは文字通りの意味だけでなく 人間と
いう生きものの営為をもう少し広い暗喩として言い含めていますよね ぼくが幸福だ
なあと思ったり いいなあ〜好きだなあ〜と思う人というのは喉元に止めたそういう
気持ちを察することの出来る人なんだなあ(笑)

一切の留保やエクスキューズをしないで生きていけたらどんなにいいだろう
そんなことを真剣に考えた時期がありました ところが現実としてはぼくを含めて
多くの人々がチープ・トークのなかに時間を費やしています まあそれが本当に嫌
であれば世捨て人になり出家するしかないのでしょうけれど 意味だけじゃ窮屈に
なってしまうこともまた事実ですし 近頃ではむしろ意味を求めない人の暮らしに
憧れます 

自分の場合生まれたばかりの音楽をすぐに名作とか傑作とか言ってしまうことには
すごく抵抗があります もう少し職業的なネタをバラせば 感動という言葉を使わ
ずに読み手の心を動かせる方が本当のプロだと思うのですが あまり意味のない
コピーが溢れ返っている現状は困ったものです ですから自分はせめて手垢
に塗れた表現はなるべく回避していこうと思っているのですけど

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ぼくはスティーヴ・ウィンウッドという音楽家を尊敬してやまないのですが
天才と謳われる彼にも弱点はあります それはなかなかいい歌詞が書けない
ということであり ソングライティングの際に作詞家と組むことが多いとい
う事実がそれを物語ってもいるのですが 逆に言えばそんな部分にこそぼくは
彼のものすごく人間的な何かを感じずにはいられません ああ だから
この人は音の出るところや音の出ない余白にさえ 一人黙って絵を描いている
んだなと

PCがなかった時代も彼はいい音楽を作っていたし PCが席巻してからもこの
人は優れた成果を残してきました むろん暑い時でも寒い日でもその歩みを
止めることはありませんでした ぼくが言いたいのはつまりそういうことなの
です


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by obinborn | 2011-11-18 14:09 | one day i walk | Comments(0)  

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