1月4日
城山三郎『官僚たちの夏』を読み進めている
今から振り返れば日本がまだ高度成長していた時代を背景にしているのだが
自由主義経済をめぐる官民統制(あるいは緩和)の大変さや
そこに蠢く人々の魑魅魍魎が実に面白い
ダン・ベアード自身は「まったく覇気がなかった」と述懐している
ジョージア・サテライツの3作め(インディ盤を含めれば4作め)となる
『In The Land Of Salvation And Sin』(89年)だが なかなか悪くないどころか
かなりいいのではというのがオイラの実感である
とくにジョー・サウスの「Games People Play」が終わり「Another Chance」
が始まるあたりの展開にこのグループの原点が隠されているような気がする
ジョン・レノンが殺された夜に結成されたというジョージア・サテライツは
ロックンロールがそれ自身であることが難しいような時代に対して
あえてそれに挑むようなグループだったと思う
その態度がいささか古臭く形式ばって見えなくもなかったけれども チャック・ベリー
から始まるその道筋を これほど率直に照らし出していった人たちも珍しい
そしてアメリカ南部ならではの大らかさと芳香はどうだろう
先に触れた「Another Chance」のクレジット欄には ロン・ウッドとロニー・レイン
への感謝の念もきちんと記されている
by obinborn | 2012-01-05 02:03 | rock'n roll | Comments(2)
今年もオビンさんの一ファンとして、
“音楽”だけに留まらず
多岐にわたるモノゴトへの鋭い批評眼を
こころより応援&支持します。
どうぞ、巷間のありきたりな俗説に屈することなく
ときに毒突き、ときに冷静に、ときに熱く
ときに優しくオビンさんらしいメッセージをお送りください。
ではでは、本年も、
どうぞよろしくお願いします~m(_ _)m