1月30日

飯館村の住民は現在福島県内外で避難生活を送っている。
県の借り上げ住宅に避難している人々からは「なんで仮設住宅のほうばかりに
支援物資がいくのか」という不満の声が上がっている。いずれの場合も家族全員
で住んでいる家庭は50%に満たない(子供だけ県外に避難させる家庭が多いから)。
収入は当然減り、睡眠がうまく取れず、アルコールや煙草に依存する人も増えている。
人の心を蝕むのは何よりも先が少しも見えないことなのだ。
県内に留まる人と県外へ避難した人との間には埋められない溝も生まれてきた。
ある住民は言う。「飯館村のことを思うと悲しくなり涙が止まらない。途方に暮れ
不安になる。子供が突然涙を流し”早く帰りたい”と言う」



ある家族は中学生と小学生の子供を山形県に避難させ、親である自分たちは
飯館村に残った。週末に子供に会いに行くが別れの時間はすぐやってくる。
両親が車のバックミラーを見ると、女の子が泣きながら自転車で追いかけてきた。
[PR]

by obinborn | 2012-01-30 19:07 | rock'n roll | Comments(2)  

Commented by sally at 2012-01-31 11:24 x
フライングダッチマンの映像アップ、ありがとうございます。小尾さんが福島を語ることで、映像を拡散するだけで、どれだけの心ある音楽ファンが関心を持ち、自分のこととして捉えてくれるかと思うとうれしくなります。心の奥深くで音楽を聴く人たちは、物事を熟考する人たちだと信じたい。自分を取り巻く異常な状況に気付き、深く長く感じ考えた分、確信と信念を持って(でも顔は穏やかで)、自分の歩調で脱原発の道を歩いていってくれると信じています(ときには走ってほしいけど)。小尾さんが描写する飯館村の人々に想いをはせる自分が居ながら、同時にこれは明日の自分でもあると戦慄します。
話は変わりますが、低線量被ばくって老化を早めるんですよね。子どもはもちろん、男性より女性のほうが影響を受けやすい。メイクのノリを気にする、街ゆくおねえさんたちにも知ってほしい事実です。
Commented by obinborn at 2012-01-31 12:49
ぼくもつい「こんなに危ない状況なんだ!」って言ってしまうのですが、
ここで思い起こすのは、『捕鯨をめぐる日米の文化の違い』を巡っての
カントリー・ジョー・マクドナルドと中村とうようさんとの対話です。
カントリー・ジョーが「問題点を指摘する時にトウヨウサン、あなた
が怒ってしまうと相手は善悪の判断の前に驚いてしまいます」と言及
したこと。問題を喚起する際の言い方の問題は難しいですね。さほど
東京と遠くないフクシマの現実をきちんと想像出来るまともな大人で
ありたいですが、みんなもきっとそう思っているんだし、、、。

<< 2月1日 1月29日その2 >>