3月5日

朝のバイトから帰宅すると中原ムーさんから感謝のメールが届いていて、
大雨のなか何だかとても温かい気持ちになりました。彼女はドラムを叩いている
時は真剣そのものの表情なのですが、演奏中のアイ・コンタクトでふと見せる笑顔
がとてもかわいい。性格もすごく素直だし、私がもっと若ければ間違いなく
交際を申し込んで(結果フラれて)いたことでしょう(笑)。

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(このお写真はタマコウォルズのオフィシャルHPから借用させて頂きました)

とまあ冗談はともかく、ムーさんの才能と努力はもっと広く称えられるべきだと
思う。この2年くらい彼女の演奏を聞いていて感じたのは、いい意味で訛りと
いうかクセのあるドラマーだな、ということ。間合いや揺らぎ感を比較的出し
易い8ビートと違って、16打ちの場合は、どうしてもテクニカルになりがち
ですが、そこら辺をきちんとクリアされていらっしゃる。

これは私の感じ方にも左右されますが、海外のファースト・コール級のドラマー
でも、小生にはちょっと機械っぽく聞こえたりする場合があります。ステディ
過ぎるというか味気ないというか。そこら辺の問題を実に自然に解決しているのが
中原さんの演奏スタイルだと思うのです。インタビューでも「クリックと一緒に
練習することもありますが、バンド全体がクリックに合わせるのは何だかな〜と
思ってしまいます。まあそのバンドが目指す音楽にもよるでしょうけれど」という
旨を語ってくださいましたが、そういう意味でもやはりオーガニックなグルーヴ感
がお好きな方なんだろうな、と確信しました。ベーシストに関しても「私の演奏が
ヨレた時、クリックのような役割で気が付かせようとする人とはあんまり、、、」と
言われていたのも、そうした意味では象徴的ではないでしょうか。
とまあ偉そうなこと言っていますが、こういう方がいらっしゃるから音楽が生まれる
現場は面白い! 

さてさて、そんな彼女が今度はいよいよ東京ローカル・ホンクと共演します。
今や屈指のライヴ・バンドとして各方面から敬意の数々を浴びているホンクですが、
新作『さよならカーゴカルト』レコ発ツアーのファイナルを、彼ら
通常のフォー・ピース編成ではなく、中原さんを含めた5人=つまり計9人で演奏
しようという意欲的な試みであり、楽器編成で言うとドラムス〜パーカッションが
何と4人!という大胆さ。もしかしたらポリリズミックな狙いがあるのかもしれません。

共演者(ゲストではない)のなかにはヤセイ・コレクティヴやサディーンヘッドと
いった個性派バンドのメンバーや、ラップ・スティールの佐藤克彦さんもいらっしゃ
て、一体どういうサウンドスケープを描くのだろうか? と私自身何とも予測出来
ない状態なのですが、ホンクのフロントマンである木下弦二さんによれば「単なるセ
ッション以上のものを見せたい」とのこと。ツアー・ファイナルを御祝儀っぽく飾るの
ではなく、スリリングな一期一会にする。こんな部分にも私はホンクの音楽的な志の
高さや、チャレンジングな姿勢を改めて感じているところです。

詳細はフライヤーを貼っておきますので、ホンク未体験のあなたもぜひ!
きっとすごい夜になると思います。ちなみにムーさんのメールには、ホンクと同じ
板に立つことの感激が書かれていたことを最後に付記しておきます。

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by obinborn | 2012-03-05 18:21 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

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