ラスカルズ『自由組曲』

8日は友人・知人たちと吉祥寺の井の頭公園でお花見宴会を。

職業上とかく家にこもりがちな私にはとても新鮮な出来事だった。
あの人はあの人のままだったし、この人はやはりこの人だった。
そんなささやかなウネリを感じ取れただけでも嬉しかった。

明日からの生活が劇的に変わるわけではない。
むしろそれぞれの足跡を確かめ合うだけだったかもしれない。
それでもこんなに幸せな気持ちに包まれるのは何故なんだろう?

そんなことを考えながら帰り道を歩いた。
いつもと何ら変わり映えのない道を歩いた。
家に帰ってから真っ先に聞いたのはラスカルズの69年作『自由組曲』だった。

「周りを見てごらん」(Look Around)が終わると「希望の光」(A Ray Of Hope)
が始まる。その響きはいつも必ず昨日を更新している。

ちなみに本日は句会も行い、私は以下を詠んだ。

「染みの付く 我が身見透かす 花吹雪」

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LP2枚に”自由組曲”を押し広げたラスカルズ69年の意欲作。
ベースレスという特殊な編成だった彼らが、チャック・レイニーやジェラルド
(ジェリー)・ジェモットといった革新的なベース奏者たちと組み、新たなアンサ
ンブルを試みたこと。キング・カーティスのサックス・ブロウをフューチャーした
こと。あるいはスピリチュアルな次元にまで音楽を運び込もうとする、志の高さ。
それらすべてが私にはまるで昨日のことのように思える。美しい。
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by obinborn | 2012-04-08 23:19 | one day i walk | Comments(0)  

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