ジョーンズヴィルから来た男、トミー・マクレイン

連休の最中に起きた関越の高速バス事故は衝撃的だった。
背景には規制緩和の果て故の過当競争もあるのでは、などなどとは
新聞やテレビでも解説されていることなので省略するが、私の身近な
ところで言えばミュージシャンのツアー移動が心配である。なるべく
声を掛け合うとか、ときに運転を交代するとか、慣れに任せず常に最善の
策を取っていただきたいと願わずにはいられない。

で、スワンプ・ポップのお話の続きなのですが、今日はトミー・マクレイン
のことに少々触れておこう。すごく久し振りに彼のリイシュー・ベスト(英
Ace CH285)を聞き直しているのだが、ジョニー・アラン以上のteardropper
(泣き節歌手)ぶりが、ほんわかしたルイジアナ・サウンドとともに楽しめる
盤としてオススメです(CDのことは良く解らないが、きっと同種のベストは
発売されていると思う)。

曲もボビー・チャールズでお馴染みの「Before I Grow Too Old」、サニー&
ザ・サンライナーズのお箱「Talk To Me」、ロバート・パーカーのニューオー
リンズR&B古典「Barefootin'」などを歌っている。そして一番の聞きものは
ファッツ・ドミノに捧げた「A Tribute To Fats Domino」だろうか。その曲で
はドミノの「Goin' Home」「Poor Me」「Going To The River」をメドレーで
繋いでいる。こんな選曲からもルイジアナ・スワンプ・ポップの音楽地図は容易
に描けるはずだ。



ギターという観点から見るとダグ・サーム風味満点の「My Heart Remembers」
に聞ける甘いトーンでちょろちょろとオブリを奏でる部分が、(誰が弾いているの
かはまだ調べていないが、ブギ・キングスのギターだろうか?)かなり好き!   
ブルーグラス業界の無味乾燥な高速ギターとはどこまでも対照的なこの”低速”
ぶりはデイヴ・メイソンやヘンリー・マカロックもしくはウェイン・ベネットが
お好きな方なら解って頂けると思う。むろん私も低速で連休を過ごします(笑)。                                                                   
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by obinborn | 2012-05-01 04:29 | one day i walk | Comments(0)  

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