Looks Like Rain

せっかくのバイト定休日というのに今日は朝からずっと雨だった。
前日のムーさん誕生日記念?のニシノユキヒサ・ライヴ@赤坂グラフィティにも
雑用で顔を出すことが出来ず我が身の不運を呪うばかりなのだが、こんな日だと
よけいに延々と続く長尺演奏でトリップしたくなるという次第。

というわけで久し振りに部屋のデッド・コーナー(と言うほどのもんじゃありませんが)
から引っ張り出してきたのがDicks Picksシリーズだったのである。多少の演奏ミスも
補正せず、とにかくその年その日の公演全容をありのままにフル収録しようじゃないか!
というデッドヘッズのコンセプトのもとに始まったこの大河シリーズだが、ひとまず終わり、
今はより音質が向上したRoad Tripsシリーズにとって代わられつつあるのだが、それは
ともかく私が今日ずっと放心状態で聞き入っているのが、73年10月19日にオクラホマ
のフェアグラウンド・アリーナで行われた公演を収録したvol.19の3枚組なのだった。

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ディスク:1
1. Promised Land
2. Sugaree
3. Mexicali Blues
4. Tennessee Jed
5. Looks Like Rain
6. Don't Ease Me In
7. Jack Straw
8. They Love Each Other
9. El Paso
10. Row Jimmy
ディスク:2
1. Playing In The Band
2. China Cat Sunflower
3. I Know You Rider
4. Me And My Uncle
5. Mississippi Half-Step Uptown Toddeloo
6. Big River
ディスク:3
1. Dark Star
2. Mind Left Body Jam
3. Morning Dew
4. Sugar Magnolia
5. Eyes Of The World
6. Stella Blue
7. Johnny B. Goode

73年秋のUSツアーであるからむろんミッキー・ハートは一時離脱しているわけだが、
あの名作『ヨーロッパ'72』にも近い時期のライヴだけに、インプロヴィゼーション・
パートはむろんのこと、いわゆる歌モノに聞き出せる鷹揚さが心に染みるんだなあ〜。
今日の天気ではないが、ボブ・ウェアが歌う「Looks Like Rain」なんてちょっとした
名曲だと思う。

各地の駅で旅人はデッドという長距離列車に乗り込む。
シスコ発のその列車はダラスにも行くし、ニューオーリンズにも向かう。
ときにレイク・チャールズまで走り、ときにトロントの雪のまえで立ち往生する。
乗車席ではガルシアがギターを弾いている。ビル・クレイツマンとフィル・レッシュ
がトランプに興じている。ボブ・ウェアがスティームの音を聞きながらもの思いに沈
んでいる。メンバーに加わったばかりのドナ・ゴドショウが隅っこでコーラス・パート
を兄のキースとともに確認し合っている。

グレイトフル・デッドとはおよそこんなイメージのグループだ。
あなたは今日もその列車に乗り込み、自由という音を聞き取る。
私もまた車窓ごしに揺れる稲穂を見ながら、収穫の季節を待ちわびている。
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by obinborn | 2012-05-15 21:00 | one day i walk | Comments(0)  

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