やりたいことをやるだけさ。
ポンコツ・ロックの守護。あるいはロウ・ファイの先駆。
必要なことを歌い演奏するだけといった佇まいは、無駄なことは一切しまい
という心映えと同じ。
道はなかったが、不思議なことに彼が歩いた後には道が出来た。
それはまあどろんこ道であったりするのだが、何も舗装された道路だけが
好まれるわけではないだろう。
だから人々は今日もまた敬意を込めてその人の名前を呼ぶ。
「やあアレックス、元気かい?」
by obinborn | 2012-05-19 12:38 | rock'n roll | Comments(2)
そこは刻んできた複雑な形の年輪がくっきりと記されている。
近しいけど、Neil Young が描く虚無感とも、また違う。
小尾さんのアップされている、この曲にはヤラレました。
疲れた頭でなんとなく再生したら、緩んだ下腹をドンッ。
アレックス、侮れませんね。
なんでしょうか、この行き場のない、覚醒のような、酩酊のような。
いつも選び抜かれた曲を教えていただき、ありがとうございます。
小尾さんセレクト(これ重要!)で、この辺りの人たちをもっと知りたいです。
あまりにグッときた(この表現しかない)ので、ついお邪魔しました。
カヴァーは切迫感が半端じゃないですね。何だかゴツゴツしているし、
音のない隙間から伝わってくるものがきちんとあって、文字通り自分の
歌にしている。こういう人が私はとくに好きです。