ガーランド、ハートランドその6

キャデラックの霊柩車が彼を持ち去る
情けのかけらもありゃりない
まったくひどい話だぜ
呪いをかけられ 集中砲火を受け 彼はアル中になっちまった

みんなが言う 墓場のロックだ
ご近所さんも言う まるで墓場のロックね
まさか彼が死んでしまうなんて
時計だけが今も針を進めている

悲劇なんだ
もうひとつの痛みの物語なんだ
21番目の悲劇が飛び出すような感じなんだ
つまり何と言うか1980年とか81年の不況の頃にはよくある出来事で
彼もまた棺桶に運ばれていったのさ

ああ、まったく信じられないよ
神様の庇護もないし 葬式だって執り行われなかった
それでも彼の墓碑銘にはこう書かれている
「奴はいい加減な男ではなかった」と

そして彼は6フィートの地下に今日も眠っている
これで彼が雨や雷から守られるのだろうか?
そこには笑い声すらない
1980年や81年の不況の頃には
心から楽しめるロックなどなかった

(ガーランド・ジェフリーズ「グレイヴヤード・ロック」1981年)


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by obinborn | 2012-07-11 23:55 | rock'n roll | Comments(0)  

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