Talk To Me,Talk To Me
実はさっきまで、このfacebookのためにダグ・サームに関する
長いテキストを書いていたのですが、悲しいかな、何故か一瞬
のうちに消え去ってしまいました。
あまりのショックに再び同じ気持ちにはなれないのですが、ダ
グは勿論大好きな音楽家です。彼やサー・ダグラス・クィンテ
ットの音楽自体が素晴らしいということに加え、彼の血となり
肉となったカントリー、ブルーズ、R&B、あるいはテックス・
メックスや南ルイジアナの音楽を知る機会も与えてくれました。
思えばぼくがダグを知ったのは、久保田麻琴と夕焼け楽団やオ
レンジ・カウンティ・ブラザーズを通してのこと。初めて買っ
たアルバムはあの有名な『Doug Sahm&Band』(73年)でし
た。
(90年の5月には待望のジャパン・ツアーが実現!写真は青山
CAYで貰ったサイン。時計回りにジョージ・レインズ、ジャック・
バーバーそしてダグ。彼はテレキャスターをレンタルで済ませる
代わりにバットとグローヴを持って来日したのだった)
そんな彼が89年にリリースした『Juke Box Music』は、いわ
ば彼の温故知新アルバムだと思います。ジョニー・アダムズ
からサニー&ザ・サンライナーズに至るガルフ・コースト・
ミュージックへの想い、あるいは彼の英雄だったギター・ス
リムやボビー”ブルー”ブランドへの愛情。そうした気持ちが
たっぷりと詰め込まれた素晴らしいカヴァー・アルバムです。
そうそう、ダグ・サーム及び周辺の音楽を特集するDJを来月
にします。11月17日(土)18時半から@狭山のfellow'sに
て。狭山は遠いなあ〜と思っている方もいらっしゃるでしょ
うが、西武新宿から急行に乗ればわずか50分足らずで着いて
しまいます(笑)。
ダグの13回忌を楽しく、ときにしみじみと過ごす夕べです。
ぜひぜひ!^0^
(原盤は米antone's それを英aceがライセンス契約したのが
違うジャケットのこのLP。こちらの構図も味わい深い)
by obinborn | 2012-10-13 20:56 | rock'n roll | Comments(0)