Small Town Talk

一冊の書物が作られ書店に並ぶまでには実に多くの人々の
労力がかかっている。本全体をイメージし発案から校正ま
でを一手に引き受ける編集者もまた、そんな一人だろう。

今日ご紹介するのは以前ぼくの本3册すべてで編集を担っ
てくれたKさんだ。およそ2年間に亘って互いにアイデア
を出し合い、意見交換をしていった時間はときに楽しく、
またときに辛かったが、それもまたいい思い出である。

ところで喫茶店で彼女と打ち合わせをしていたある日、
お店のマスターがぼくらの関係を親子だと勘違いしたら
しく、Kさんが席を外した際、「しっかりした娘さんです
ね!」とぼくに言った時は何だか複雑な気持ちだったな
あ。ご主人としては気を利かせたつもりなんだろうけれ
ど、ああ江古田はこういうスモール・タウン・トークな
町なんですよ(笑)。

そうかあ、まあ恋人同士には見えないよなあ、ヘタすれ
ば不倫もしくは援交にも思われかねないなあ、などと思
いつつ、落ち込んでしまった。だいたい平日の昼間っか
ら背広も着てない男が「仕事」って言っても、理解して
てくれる人はなかなかいないのだ(涙)。

さてそんな冗談はともかく、Kさん以外にも出版社の方々
とミーティングを重ね、江古田と渋谷を往来する日々は
楽しかった。出版不況が叫ばれて久しいけれど、ぼくの
本をちょうど10年ぶりに再刊してくれたことは勿論のこ
と、新たな2册も刊行してくださったことに心から感謝
しています。

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(写真はKさんと 中目黒時代のバードソング・カフェにて)
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by obinborn | 2012-10-15 16:01 | one day i walk | Comments(0)  

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