暮らしの足跡、一歩先

昨年も数多くのライヴに足を運んだ。ぼくの場合は
世間で旬となっている話題の アーティストのそれに
行くというよりは、日頃から信じているバンドや個
人のパフォーマンスに通い、その変化や成長あるい
は同じ曲の微妙なニュアンスの違いを確かめること
に主眼を置いている。

それが正しいとか間違っているとかではなく、自分
はそういう付き合い方しか出来ないというか、昨日
と今日でまったく異なる音楽性のバンドを誉めまく
るとか、そういうことは肌に馴染まないだけなんだ
けど。

それにしても年末に吉祥寺のスターパインズで行わ
れた東京ローカル・ホンクのワンマン・ライヴは素
晴らしかった。たっぷり3時間をアコースティック
とエレクトリック・セットに振り分けながら行われ
たそれは 、前身バンドとなるうずまき時代からの彼
らの長いキャリアを凝縮する鮮やかなものだった。
少し前にライヴ・レポートも書いたので、ぜひそち
らも読んで頂きたいと 思うが、素敵なライティング
の演出やアコースティック・セットでの円形ステー
ジなど、音楽以外の構成面でも相当に案が練られた
ことを伺わせた。

暮らしの一歩先、二歩先にある”ちょっとしたこと”
を見つめるホンクの音楽は、大袈裟な手振り身振り
ばかりの音楽シーンのなかにあってはひっそりとし
たものだけれど、それでも彼らの音楽からは確かな
息遣いがいつもいつも聞こえてくる。ぼくはそんな
音楽を見守りたいと思っている。

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(お写真はマインズヒロコさんが撮影されたものを使用させて頂きました)
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by obinborn | 2013-01-05 14:44 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

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