Early Days

サンディ・デニーはアマチュアの頃、看護婦をしな
がら歌っていたという。まだフェアポート・コンベ
ンションに加入する以前の話だ。その頃(67年前後)
の作品集『The Original Sandy Denny』を聞くと、
アメリカのフォーク・ソングの影響下にある彼女の
姿に立ち会うことが出来る。

ジョニ・ミッチェルやボブ・ディランといった先人
たちの大きさに半ばおののきながらも、澄んだ、そ
して妖気を宿した歌声を届ける彼女はとても魅力的
だ。とくにトム・パクストンの代表曲「The Last T
hing On My Mind」の解釈は素晴らしく、はかなさ
や蒼茫とした気持ちを上手く、それでいて感傷に溺
れることなく表現している。

サンディの代表アルバムといえば、やはり71年の
『海と私のねじれたキャンドル』(The North Star
Grassman And The Ravens)だろう。そこではブリ
テン諸島を感じさせる張りつめた冷気と彼女の歌が
鮮やかなまでに拮抗しているから。

それでもなお、まだ未完成な時期の『The Original
Sandy Denny』の頃のサンディにぼくは一番親しみ
を覚える。

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by obinborn | 2013-01-17 19:07 | one day i walk | Comments(0)  

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