方言ロックの匂い、オイリー・ラグス

今日は寒かった。一度仕舞ったダウンジャケットを再び
羽織る始末で、これじゃせっかくの花見も冷え込んじゃ
うよね。

青山さんの書き込みで思い出し、久し振りにレコ棚から
引っ張り出してきたのがオイリー・ラグス。チャス・ホ
ッジズとデイヴ・ピーコックによるこの英国の二人組は、
古くはアルバート・リーが在籍したヘッド、ハンド&フィ
ートやミック・グリーンウッドに関わり、その後このオ
イリー・ラグスを結成した。

その音世界はといえば、まさに下町エレジーというか、
英国バブ・ロックの何とも垢抜けない匂いがプンプン!
クリス・クリストファーソン、バディ・ホリー、アラン・
トゥーサンそしてザ・バンドの曲をカバーしていること
からも彼らのダウン・トゥ・アースな指向が見て取れる
し、チャスのホンキー・トンク・ピアノとデイヴのフェ
ンダー・ベースを中心としたシンプルな音数や温かい歌
からは、華美なショウビズには馴染めない男たちの偽り
のない姿がくっきりと浮かび上がってくる。

残念ながらオイリーズはこの一枚を残して解散。ジャズ
のオリヴァー・ネルソンとの共演盤や、ジェリー・リー・
ルイス『ロンドン・セッション』への参加もあったが、
その後はバンド名をチャス&デイヴと改め数々のギグを
こなし、レコードも呆れるくらいたくさんリリースした。

チャス&デイヴの良さは、イアン・デューリーと同じく
コックニー訛りのままに歌い演奏したことだろう。いわ
ば地方ロック、方言ロックの確立である。そんな原点と
してこのオイリー・ラグスは今日もなお輝きを失っては
いない。あっ、勿論ローカルな光ですけど。

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by obinborn | 2013-03-27 22:52 | rock'n roll | Comments(0)  

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