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3月30日

およそ30年ぶりになるだろうか。

いやあ、びっくり!ロカビリー研究家の藁科さんと本当に
久し振りに@高円寺・洗濯船のDJ会にて再会した。

とくに膝を割って語り合ったとか、夜明けまで論争し合っ
たというわけではないけれども、それでも懐かしさが込み
上がってくる。そう、ぼくらは江古田の今は亡き、Clanと
いうロック喫茶で交差し合っていたのだ。彼の輪郭という
か姿や形をぼくは覚えていた。そして互いにクリーデンス
が大好きでアメリカ音楽の深みに入っていったことも。

そんな藁科さんと以前より接近が出来たこと。いつものD
J仲間とともに楽しい時間を過ごしたこと。そのひとつひと
つがかけがえのないものに思えてくる。そして藁科さんと
ぼくはクリーデンスという共通分母を礎として、それぞれ
の旅を始めたのだった。

むろんその旅はけっして平坦ではなかった。そりゃそうだ
ろう。結婚もあれば離婚もある。親を失った人もいれば、
新しい生命を宿した人もいる。30年とはおよそそのような
歳月であろう。それ以上を問い質したり、まるで人を値踏
みするように詮索したりするのは、少なくともぼくの好み
とするところではない。

幾つかの言葉をそっと吞み込んだ。幾つかの思いを新たに
抱え込みながら、ぼくは最終電車へと乗り込んだ。

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by obinborn | 2013-03-31 02:02 | one day i walk | Comments(0)  

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