横浜ジャグ・フェスでのクウェスキンたち

憧れのクウェスキンさんと遂に会ってしまった。嬉しい!

13日は今年で12回めとなる横浜ジャグ・フェスが開催さ
れ、そこにジム・クウェスキン・ジャグ・バンドが招かれ
るという、ジャグ・ファンにとってはまたとない夢のよう
なプレゼントが遂に実現した。

昼時間から数々のバンドや友人たちとの再会を楽しみつつ、
夜にはいよいよクウェスキン・ジャグ・バンドが登場。
タイムテーブルの関係もあり、ステージはサムズアップと
すぐ近くの本多劇場にまたがって行われ、さながら一本の
ライヴを二カ所で聞くような趣だった。

演目や演奏自体は前日の三井ホールとさほど変わらないも
のだったにもかかわらず、やはりこうしたライブハウスで
接する彼らはスペシャルなもの。ホールとは場の雰囲気や
親和力がまるで異なる。この日も複数のジャグ・バンドが
クウェスキンたちのレパートリーを歌う場面に遭遇したが、
かつて東海岸のコーヒーハウスを湧かせたクウェスキンた
ちがこの場に立ち会っているのだから感無量という他ない
だろう。

「Jug Band Music」や「Wild About My Loving」や「Ste
alin'」が、あるいはミシシッピ・ジョン・ハートの「Rich
land Woman」やリーバー&ストラーの「I'm A Woman」
が続々と歌われていったのだが、マリア・マルダーがジェ
フ・マルダーに酸素ボンベをあてがうという寸劇を交えた
「Sweet Sue」の出来は格別であり、この曲がファースト・
アルバムの2曲めだったなあなどと思い起こすと、ジワリ
と感激が押し寄せてくる。リチャード・グリーンがフィド
ル・ソロで演奏した「Amazing Grace」も悪くなかったし、
ジェフの親指ピアノ(のようだった)にジムのアコースティ
ック・ギターが寄り添った曲の静謐な響きも忘れられない。

もうこれが最後の来日かも。そんな感想も数多く聞こえて
きたが、ステージを観る限りこの平均年齢70歳前後のメン
バーたちはとても元気そうだ。前日にも書いた通り往年の
自由闊達さは見られなくなってしまったが、渋味を増した
こんなバンドのあり方があってもいい。そんな爽やかなま
での後味とともに帰路に着いた。そう、この日は間違いな
く特別なものだった。

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by obinborn | 2013-04-14 10:12 | one day i walk | Comments(0)  

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