ヴァーチャル時代の妖怪

先日ちょっと気になることがあった。さる方と用件があって打
ち合わせしていた時、彼がふと「あれ〜ところできみはFBでぼ
くの友だちだったっけ?」と漏らしたのだ。まあ彼にしてみれ
ばその場の思い付きで何となく言ったのだろうし、悪意がない
ことはその後の会話からも明白だったけれども、ぼくとしては
少なからず愕然としてしまった。「いや、ぼくは友だち申請と
か好きじゃないのでFBも個人登録ではなくグループ・アカウン
トにしているんですよ」ととりあえずその場で説明したのだが、
彼は果たしてぼくの真意を理解してくれたであろうか。

言うまでもなく人と人とのコミュニケーション(相互理解)と
いうのはヴァーチャルの世界ではおのず限界がある。諸刃の剣
という諺があるように我々はこうしてネットで気軽に交信出来
る反面実は互いのことを何も知らないのだという壁に日々ぶつ
かっている。FB然りTW然りである。実際に会って話せば言外
のニュアンスとして汲めることもネット上で文章化するのはと
ても難しい。まあそのことを踏まえて利用するしか手だてはな
いのだけれど、FBやTWへの過剰な期待は禁物だろう。とくに
政治的な問題に関しては意見が異なる相手と対話をする方向性
が大事なのにもかかわらず、FBの場合それぞれのシンパ同士が
それぞれの村で「いいね!」ごっこをして賛同者を募っている
だけだ。これでは単に傷の舐め合いであり、論議が深まるはず
もなかろう。

今日はちょっとカタイ話になってしまったが、冒頭に記したよ
うな事例に沿ってしまうと、FBで申請し合わない人とはオトモ
ダチではないといった倒錯した状況が生まれてしまう(苦笑)
思えばTWもFBも今現在が最終型ではない。わずか10年前の私
たちがこういう媒体を思いつくことがなかったように、あと10
年20年したらTWやFBに代わるもっと優れたネット環境が構築
されるかもしれない。そんなヴァーチャルを夢想しつつ、一方
でリアル・ワールドもやはり大事だなとしみじみ思う午後のひ
と時でした(笑)

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by obinborn | 2013-10-30 14:20 | one day i walk | Comments(0)  

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