あの頃ペニー・レインで〜Almost Famous

『あの頃ペニー・レインで〜Almost Famous』は今もぼくの
フェヴァリット映画のひとつ。拙書『Songs』の増補改訂版へ
と新たに原稿を書き下ろしたのでここでは多くを語らないけれ
ど、パンク以前の70年代ロックの群像がとてもよく描かれてい
る。ロック音楽が導き出す輝きばかりではない。成功や名声が
ある一方で、同時に胸が張り裂けるような挫折や喪失があるこ
とをそっと伝えてくれるから。

クリーム誌で健筆を振るった骨のある音楽評論家レスター・バ
ングスが、ライター志望の主人公に「Rolling Stone誌はきみを
駄目にするかもしれないよ」と優しく諭す場面はどうだろう?
友情から始まったStill Waterというバンドが、いつしか一つの
才能とその他能力のないバンドメンの間で切り裂かれていくシ
ーンはどうだろう?

それらひとつひとつが痛みとともに胸に迫ってくる。

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by obinborn | 2014-04-07 01:05 | rock'n roll | Comments(0)  

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