インディが出来ること、それを語り合った夜

今日(9日)はさるインディペンド・レーベルのオーナーさん
と会食を。インディの現状から日本のレコード会社の未来図あ
るいは先取すべき発案に到るまで、とことん話し合った。もう
30年以上もお付き合いさせて頂いてきた方だけに話は弾み、杯
はどんどん重ねられていった。そう、思い出話も含めながら。

本田宗一郎さんの例を取り上げるまでもなく、起業家の方々は
ある種子供みたいな夢を抱き、業界があるべき姿に対していつ
も前向きだ。すごく解り易い事例でいうと、このCDは売れない
からと後ろ向きの企画会議で抹殺するのではなく、そのCDこそ
を売ってみようと視界を広げられる人なのだ。そこにネット時
代の先取のアティチュードが幾多にも味方していく。彼の背中
を押してゆく。

むろん現実は厳しいし、音楽業界の過酷さは思わず耳を塞ぎた
くなるほどだ。それでも彼は諦めない。むしろ可能性のほうに
賭けていると言っていいくらいだ。ぼくはマーケッティングの
ことに関しては疎いけれども、この人が音楽愛と最新の方法で
もって業界を活性化させよう!という思いは確実に伝わってき
た。

行き過ぎたマーケッティングの彼方に何がある? その先にあ
るのは薔薇のひとつも咲かない枯れた土地ではないだろうか?
みんな冒険を恐れるばかりで、あらかじめ引かれた地図に従っ
ているだけではないだろうか? ぼくたちがかつて共有出来た
本当の音楽の語らいとか交信とかはどこにいってしまったのだ
ろう?(スプリームス64年の全米1位曲Where Did Our Love
Goを思い浮かべてみてもいいだろう)

ぼくは今夜彼と話してとても良かったと思いながら、家に帰っ
てきて最後のビールを飲んでいる。

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by obinborn | 2014-04-09 22:57 | one day i walk | Comments(0)  

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