クリーデンスという故郷

今日は殆ど雨でぱっとしない天気でしたが、それでも夕方に
は降り止み、夕暮れには初夏らしい気持ちいい気候になって
きました。私は明日の仕事のための準備をしたりしていまし
たが、ふと気分転換に聞きたくなったのがクリーデンスの『
GREEN RIVER』です。彼らのサード・アルバムとして69年
に発売されたこの作品は、クリーデンス初期のブルーズ・ロ
ック的なイメージがある一方で、後年顕著になるカントリー
・フレイバーも同居するという分岐点に位置するものです。
そういう意味ではブルーズとカントリーの両方が同時に楽し
める逸品かと思います。とくに後者の決定的な曲としては「
すべての人に歌を〜Write A Song For Everyone」と旅芸人の
苦難をテーマにした「Lodi」の2曲が光っているのでした。
「Lodi」はエミルー・ハリスやブルー・ジャグも歌っていまし            たね。そしてアルバムはレイ・チャールズの真っ黒いR&B曲             「The Night Time Is The Right Time」でバッチリと締められます。

そんなわけで私にとってクリーデンスはいわばアメリカ音楽
の故郷のような存在です。彼らのカバー曲からルーツ音楽に
触れていったこともありますが、それ以上にジョン・フォガ
ティの男臭く骨っぽいヴォーカルに痺れましたし、スコティ
・ムーア風から驚愕のフィードバック奏法(I Put A Spell On
You)まで彼のギターも達者でした。故郷なんて大袈裟な、
と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、クリーデン
スの音楽からは温かい土地の匂いや人々の語らいの光景が今
なお確かに聞こえてきます。彼らの音楽はまさに太陽であり、
雨であり、そして偽りのないホームなのでした。

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by obinborn | 2014-06-22 19:31 | rock'n roll | Comments(2)  

Commented by 安藤 at 2014-06-24 11:51 x
なるほど、地味ながら、とてもしっかりしたリズムに支えられた、シンプルで武骨なロックには、いろんなフレーバーが、染み込んでいるんですね♪
Commented by obinborn at 2014-06-26 06:46
シンプルななかに様々な音楽要素が混ざっていて、本当にいいバンドだったと思います。まさに私にとって音楽的な学校でした!

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