双六亭とホンク

8日は高円寺のJIROKICHIでホンクと双六亭のツーマン・ライブを。
二組ともキャリアを重ねた4人編成のバンドならではの柔らかいグ
ルーヴが心底気持ち良く、ビールを4杯もおかわりしてしまった。
日本語で歌われる歌詞にしてもぼくが普段触れ合っている世界と何
ら変わりない。そこにヒロイックな主人公がいるわけでも、オレの
ことを解ってくれよ!と青筋を立てながら絶叫するわけでもないが、
それに代わる愛おしさが少しずつ込み上げてくる。時間の経過とと
もに次第に温かくなっていく身体を感じ取ることが出来る。

優れたベーシストがソロ活動に専念するために脱退するというあ
まりに衝撃的な出来事を経たばかりの双六亭は、それでもサポート
・メンバーとともに以前と遜色ないステージを繰り広げたし、ホン
クに関してもそこに彼らがいるだけで委ねられる大きさのようなも
のを音の彼方から感じることが出来た。何でも両バンドは昔からの
古い付き合いだったとか。そんな2組が何とか歳月をやり過ごし、
少しずつ大人になり、互いに楽器を手に携えながら久し振りの再会
を果たす。誰にもすぐ出来そうだが、現実にはなかなか難しいこと
だ。しかし彼らはそれを今晩溢れ出す音と飾らない言葉で鮮やかに
結晶させた。そのことの価値を思わずにいられない夜だった。

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by obinborn | 2014-11-09 00:32 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

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