2月4日はサザンライツのワンマン・ライブを

4日はサザンライツのワンマン・ライブを池袋のフリーフロウに
て。ダグ・サームの「グルーヴァーズ・パラダイス」から始まり
トニー・ジョー・ホワイトの「ポーク・サラダ・アニー」に終わ
るまで、気持ち良くアメリカ南部サウンドに酔うことが出来た。
その間にはマクギネス・フリントやキンクスやロニー・レインの
楽曲を挟むといったメンタリティも、日本人が受容してきたある
世代の洋楽史を覗くようで親しみを覚える。むろんナイスな選曲
だけがポイントではない。何より重心の低い落ち着いたサウンド
と燻し銀のような音色にサザンライツのキャリアが滲み出ていた。
山本シラスとタージとが変幻自在にリードへとバッキングへと回
っていくギター同士の駆け引きはまさに絶妙だったと思うし、そ
んなバンド・サウンドが頂点に達したのはロバート・ジョンソン
の「ストップ・ブレイキング・ダウン」であろうか。ここでの山
本のタメの効きまくったスライド・プレイにはとくに痺れた。ザ
・バンドで知られる伝承曲「エイント・ノーモア・ケイン」やロ
ニー・レイン最初のシングル曲「ハウ・カム?」などでタージが
弾くマンドリンも程よい中和剤へとなっていく。終盤に置かれた
エディ・ヒントンの「エヴリバディ・ニーズ・ラヴ」を耳にする
頃には筆者も思わず肩入れしたくなってしまった。一体どんなも
のをロック音楽と呼ぶのかはともかく、アメリカやイギリスのル
ーラルな音楽エリアに関してサザンライツは少しも臆することが
ない。ザ・バンドやストーンズを介在者としてカントリーやR&
B/ソウルへと自然に踏み込んでいくあの感覚だ。メンバー6人全
員が反応するのは誰かのインタープレイではあるまい。そうでは
なく彼らはミディアム・ビートの懐深い世界を丁寧に丁寧に束ね
ていく。その一音一音が温かく響き渡った冬の一夜だった。

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by obinborn | 2015-02-05 01:32 | one day i walk | Comments(0)  

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