もっと人から嫌われたい

たとえ政治的にはノンポリであっても、演奏に天才的な閃きが
あったり修練を欠かさない音楽家であれば私は俄然彼や彼女た
ちを支持するだろう。逆にどんなに社会的な意識が高くとも、
肝心の音楽にまるで説得力がないミュージシャンはまったく聞
く気になれない。「それだったら政治家にでもなれば?」と皮
肉のひとつでも言いたくなる。とあるフォーク歌手をTVで見て
寒気がした。彼は言う「ぼくはギターをうまく弾くことより音
楽という手段を通してメッセージを伝えることを大事にしてき
たんです」私の考え方はまるで逆で、音楽はあくまで音そのも
のに奉仕するものだと思う。そこら辺のことは作家の奥田英朗
氏も解っていて「音楽を音楽以外のもので汚さないでくれ」と
彼の著書『田舎でロックンロール』で述べている。とかくイン
ンテリたちは社会派の音楽家やその発言を持ち上げる傾向にあ
るが、真に優れた音楽家とは音そのものですべてを表現出来る
人であり、聞き手一人ひとりに対し自由に想像を委ねる余地を
残していると思う。

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by obinborn | 2015-06-23 10:35 | one day i walk | Comments(0)  

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