7月4日のホンク

ロック・カルテットの極限のような起伏ある演奏が2時間半
たっぷり連なっていった。そんな東京ローカル・ホンクのワ
ンマン・ライブを4日は渋谷のB.Y.Gにて。「ヒコーキのう
た」から始まり「サンダル鳴らしの名人」に終わるまで、そ
の流れは歌の主人公と一日をともにしているような親しみの
感覚があり、普段着のままの言葉たちが豊かな音で彩られて
いく。はっぴいえんどから山の手文化の気取りをなくし、は
ちみつぱいやムーンライダーズほど鬱屈していないぜ、とい
ったホンクの音楽のあり様に今晩もまた胸が一杯になってし
まった。とくに序盤2曲め「ハイウェイ・ソング」の光沢あ
る音世界は一番良かった頃のグレイトフル・デッドを彷彿さ
せた。ホンクは過去の日本語ロックの歴史を背負っていると
同時に、自在闊達なギター・インプロの源泉をデッドに求め
たりもしてきたが、そんな洋邦楽を翻訳しながら自分たちな
らではの世界を築き上げた。そのことの価値を思わずにはい
られない。この夜会場にいた方々は本当に幸せだったと思う。

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by obinborn | 2015-07-04 23:32 | 東京ローカル・ホンク | Comments(0)  

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