12月22日の佐野元春&ザ・コヨーテ・バンド

12月22日は佐野元春&ザ・コヨーテ・バンドのロッキン・ク
リスマスを六本木のEXシアターにて。現在デビューから35年
のアニヴァーサリー・ツアーを行っている最中の佐野。そこ
でのホーンズを交えた豪華な編成も悪くないけれど、シンプ
ルなギター・ロックに戻った時のコヨーテ・バンドの実力を
知っているだけにどうしても観ておきたいライブだった。2曲
のクリスマス・ソング以外は普段と殆ど変わらない新旧のナ
ンバーをバランス良く交えた構成が嬉しい。「ソー・ヤング」
「ナイト・ライフ」「悲しきレディオ」といった初期の無邪気
な楽曲が、最新作の「バイ・ザ・シー」「空港待合室」「優し
い闇」の影絵となる複雑な様相と響き合っていく部分に、思わ
ず胸を突かれた。

「ぼくは暗い感情で人々と繋がりたくないんです」以前佐野
は筆者のインタビューにそう答えてくれたが、たとえ複雑で
困難な時代であっても、暗がりから光がほのかに立ち上がっ
てくるような彼の音楽は貴重なものに違いない。そのことを
考えてみると、冬の空を見上げる「ポーラスタア」や、震災
後に書かれただろう「世界は慈悲を待っている」が俄然輝い
てくる。そんなことを思わずにはいられない一夜だった。

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by obinborn | 2015-12-24 21:28 | one day i walk | Comments(0)  

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