2月10日のハニークッキーズ

若々しい樹木がすくっと伸びていくようなハニークッキーズの
ライブを10日は池袋のフリーフロウ・ランチにて。筆者にとっ
ては3回めとなるクッキーズ体験だったが、スネア&パーカッ
ションのRitsukoが四人めのメンバーに加わってから音の幅が
より広がり、好感を抱いた。ブルーグラスやウェスタン・スウ
ィングといった古き佳き時代のアメリカ音楽から多くのことを
授かりつつ、過去の遺産に対して萎縮することなく自分たちの
表現を追い求めていく。そんな心映えが美しい。シンコペ感覚
に長けたYouskeのアクースティック・ギター、最近中村まりと
共演することも多いHiromuの艶やかなフィドル、ときにロカビ
リー曲「Red Hot Mama」でスラップ奏法を決めまくるSatomi
のウッド・ベースが、Ritsukoを新たに迎えたことによってぐっ
と息を弾ませていく。そんな一瞬一瞬に立ち会えたことがもう
嬉しくって!具体的には女声が複数で高低を作ることで男たち
の二声がより輝き、コントラストも鮮やかに色彩を増す部分に
最も感じ入った。2014年の夏に『Where Is My Honey?』のC
Dを全国流通させたクッキーズ。それに続くアルバム『Flying
Bird』はいよいよ明日発売される。新しいスタジオ・アルバム
を完成させたばかりの高揚感もきっとあるだろう。そんな思い
の数々がしっかりと音を束ねていく。乾き切った大地に清らか
な雨をひたひたと降らせてゆく。

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by obinborn | 2016-02-11 01:33 | one day i walk | Comments(0)  

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