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伊東ミキオさんと僕

この3月で一番嬉しかったのは、ロックンロール・ピアノマン
の伊東ミキオさんが拙書『Songs』を読んでくださっていたこ
とだった。ウルフルズからビッグ・ジェイ・マクニーリに至る
サポートの他、ソロ・アクトでも活躍され幅広い人気を得てい
るミキオさん。彼は20代の時に僕の本を夢中になって読み、そ
こで紹介したレコードを集め、今も書棚に置かれているとか。

楽器を弾き人々をハッピーな気持にさせるのは才能だと思う。
ミキオさんはそれを全国各地で日々実践されている。たぶん
いろいろな音楽的語彙をお持ちなのだろうが、彼の場合はとく
に弾けまくるブギウギ・ピアノが信頼を勝ち得ているみたいだ。
ジェリー・リー・ルイスやイアン・マクレガンやセス・ジャス
トマンといった偉人たちが切り開いてきた道。それをミキオさ
んは慈しみ、リスペクトしながら今晩もステージに立つ。僕に
は想像出来ない修練の日々を積み重ねてきたに違いない。

音楽家は歌い楽器を弾く。僕は文章を書く。それぞれが各自の
持ち場で一生懸命頑張ればいい。きっと誰かが見守っているか
ら...。いつか時間を作ってミキオさんのソロ・ピアノを聞きに
行ければと願っている。

(写真はミキオさんがTWに挙げてくださったもの。ご本人の
承諾を得て転載しました)


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by obinborn | 2017-03-26 20:00 | rock'n roll | Comments(0)  

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