スーマー、ラルフ・モリーナ、そして『泥水は揺れる』

まあ、ポストモダンとかポストロックとか言われても、
自分に一番響くのはクレイジーホースのような質実剛健
な音楽なのです。以前優れたソングライターのスーマー
さんとラルフ・モリーナの”もたりまくる”ドラムは最高
だね!と彼のライブの終演後に語り合ったのですが、そ
の時、ああ、この人はロック音楽の本質をしっかり理解
されているんだなあ〜と、とても嬉しく思いました。

ぼくは音楽の新しさとか「いかに画期的か」というテー
マにあまり興味を持てません。いい時も悪い時も、良い
時代であっても、たとえ悪い時代(今かな?)であって
も、人々の暮らしは慎ましく続いていきます。そうした
日々のなかで「これは違うじゃん!」と思った時には、
その抗議を表明すればいい。もっともらしい標語に違和
を感じた時には、誰にも遠慮せずきちんと告白すればい
い。

スーマーさんの『泥水は揺れる』アルバムが染みます。
彼は「風のなかの女たち」や「もうない船」を何気に歌
っています。ぼくはそこに彼が歩んできた長い道のりを
感じました。まるで影絵のように伸びていく彼の背中を
想像してみました。

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by obinborn | 2017-04-15 20:39 | one day i walk | Comments(0)  

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