追悼:ロバート”ポップ"ポップウェル〜今まで本当にありがとうございました!

素晴らしいベーシスト、ロバート”ポップ”ポップウェルの訃報
を受けていささか動揺している。主にジャズ/フュージョン方面
で活躍した人であり、クルセイダーズのメンバーとして知られ
る。そこら辺は詳しい方々にお譲りするとして、ぼくがポップ
ウェルの死で真っ先に思い浮かべたのが、ロン・ウッドの79年
作『ギミ・サム・ネック』だった。本作でロンが選択したのは
ポップウェル=チャーリー・ワッツというちょっと意外なリズ
ム・コンビ。ところがこの起用がハマりにハマった!例によっ
てチャーリーのドラミングは”シンプル・イズ・ベスト”を地で
行くのだが、そこにやや洗練されたポップウェルのベースが柔
らかい輪郭を描いてゆく。そこら辺の匙加減がサイコー!なの
だ。

本作では面白いことにドラムスの名手、ジム・ケルトナーをあ
えてパーカッション役(しかも2曲のみ)に留め、チャーリー
とポップウェルのコンビネイションを特化させている。ここら
辺の審美眼というか直感的なサムシングに、ぼくはロニーなら
ではの見識を感じずにはいられない。『俺と仲間』『ナウ・
ルック』と傑作が2枚続いた後だけに、ロニーのアルバムの
なかではそれほど評価されていないけれども、粗めのグルーヴ
に賭けていくかのようなバンド・アンサンブルはここだけのも
の。ポップウェルの死を受け、普段よりもベースの動きを中心
に聞いていると、かなり美味しくレンジの広い艶のあるベース
を弾いていることがよく解る。

とかくウィルトン・フェルダーの陰に隠れがちだったポップウ
ェルだったけれども、この『ギミ・サム・ネック』での名演を
残してくれただけでもリスペクトに値することだろう。ポップ
ウェルさん、今まで本当にありがとうございました。オイラは
あなたのことを忘れません。


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by obinborn | 2017-12-01 22:11 | rock'n roll | Comments(0)  

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